9月生産指数上方修正に(日本)
経済産業省によると、9月の生産指数は、前月比で3.8%の上昇となり、同速報値から0.8ポイントの上方修正となった。
内訳をみると、電子部品・デバイス工業がメモリなどの好調により前月比で7.2%、前年同期比では20.1%の増加。一般機械でも、フラットパネル、半導体製造装置の伸びにより前月比で5.6%、前年同期比で6.6%の増加。その他にも飲料を中心として食料品・たばこ工業が、それぞれ5.7%、3.1%の増加。デジタルカメラやPCの寄与により情報通信機械が、それぞれ7.6%、5.2%の増加となったことが全体としての生産を押し上げた。
その一方で、情報用紙の低下によってパルプ・紙・紙加工品工業が、ニット製外衣の減少によって繊維工業が低下した。
9月の生産が上方修正されたことで、在庫循環の一服感といった観測に見直しが必要となるかもしれない。