ブルーオーシャン戦略
INSEADのW.チャン・キム、レネ・モボルニュ両教授による「30業種100年の歴史が教える/ブルー・オーシャン戦略」(HBR 2005.1)
は面白い視点を提供しています。
「(青い海で競争する企業は)赤い海で競争する企業とは対照的に、自社の競争力についてベンチマーキングなどしない。」
ここで、「赤い海」というのは既存市場のことで、「青い海」というのは新規市場のこと。
「青い海」の住人の例として、IBMが挙げられているように、「青い海」を作り出したのは「赤い海」の住人だとしています。
しかし、「赤い海」の中での戦略と「青い海」の中における戦略は違ったものになると指摘しています。
注目すべきは、「青い海」での戦略の共通点。
次のようなものを挙げています。
1.競争相手のいないマーケット・スペースを作りだす。
2.競争と無縁になる。
3.新規需要を創出し、これをものにする。
4.バリュー・プロポジションとコスト削減を両立。
5.差別化と低コスト化の両方を、最適な形で事業活動に結びつける。
ちなみに、1-5までを否定するのが「赤い海」の戦略となります。そこでは、競争優位が幅を利かす概念となり、競争相手を徹底的にベンチマークすることが戦略となるとしています。
現在の置かれている状態は「青い海」を創出することであるのに、多くの企業が「赤い海」の競争戦略で思考していることが問題だともしているところも示唆的だと思います。
IBMの動きに照らして見るとき、IBMが外から見る限り「青い海」の戦略的思考をしているように見えるのは気のせいでしょうか。
そのように、IBMの動きが非常に気になるというのは、そもそも私自身が「赤い海」の思考方法にどっぷりと浸かってしまっている証拠ではあります。
[参考]Blue Ocean Strategy
は面白い視点を提供しています。
「(青い海で競争する企業は)赤い海で競争する企業とは対照的に、自社の競争力についてベンチマーキングなどしない。」
ここで、「赤い海」というのは既存市場のことで、「青い海」というのは新規市場のこと。
「青い海」の住人の例として、IBMが挙げられているように、「青い海」を作り出したのは「赤い海」の住人だとしています。
しかし、「赤い海」の中での戦略と「青い海」の中における戦略は違ったものになると指摘しています。
注目すべきは、「青い海」での戦略の共通点。
次のようなものを挙げています。
1.競争相手のいないマーケット・スペースを作りだす。
2.競争と無縁になる。
3.新規需要を創出し、これをものにする。
4.バリュー・プロポジションとコスト削減を両立。
5.差別化と低コスト化の両方を、最適な形で事業活動に結びつける。
ちなみに、1-5までを否定するのが「赤い海」の戦略となります。そこでは、競争優位が幅を利かす概念となり、競争相手を徹底的にベンチマークすることが戦略となるとしています。
現在の置かれている状態は「青い海」を創出することであるのに、多くの企業が「赤い海」の競争戦略で思考していることが問題だともしているところも示唆的だと思います。
IBMの動きに照らして見るとき、IBMが外から見る限り「青い海」の戦略的思考をしているように見えるのは気のせいでしょうか。
そのように、IBMの動きが非常に気になるというのは、そもそも私自身が「赤い海」の思考方法にどっぷりと浸かってしまっている証拠ではあります。
[参考]Blue Ocean Strategy