水曜日, 2月 04, 2004

シナリオプランニング揺籃の地、シェル

シェルのシナリオプランニングのサイトの解説によると、シェルは3年毎にグローバルシナリオを作成。ウェブでは1992、1995、1998、2001がダウンロード可能。
各シナリオは、対象期間が重なっていて、90年代のものは全て2020年に向けたシナリオとなっている。
こうしたシナリオは「Global Business Environmentチーム」によって作成。このシナリオに基づいて戦略と施策が調整されるという。
但し、予算計画と機械的なリンケージは図られてはいないことも明記されている。

シェルは30年前からシナリオプランニングを行っているけれども、その役割は1970年代、1980年代と1990年代とで変わってきていることが紹介されている。
こうしたシナリオプランニングを行うのは「Global Business Environmentチーム」はthe Committee of Managing Directors(CMD)チェアマン配下のStrategic Planning,Sustainable Development and External Affairs(戦略室)という部署。こうした部署で定期的にシナリオプランニングが行われて、しかも、その結果がきちんと企業戦略に反映されている。こういうところは、シナリオプランニングの先駆者であり、そのシナリオプランニングによって業界における現在のような主導的地位を築いたという自負があるからこそなのだろう。
現在の戦略部長も、初代のピーター・シュワルツ博士と同様に以下のようにシナリオプランニングを重視していることが伺える。つまり、シェルにおいてはシナリオプランニングがしかっりと根付いているということだろう。
"Shell is admired for long-term thinking through the use of scenario planning. We also know that Shell's performance with a long-term view is crucial to building confidence among investors, customers, employees and the general public."

月曜日, 2月 02, 2004

来島にならねば

システム・ダイナミックスで経営分析/未来予測する先進技法
こういう教育を受けた若人が増えると世のビジネスマンの思考方法も変化するでしょう。年寄りは、こういう思考を普通に身に付けた若人を潰さないようにせねばなりません。
明治維新で言うなら、老齢ながら高杉よりも過激だった来島又兵衛にならねば....