金曜日, 7月 16, 2004

テック・パルス・インデックス

ニューヨーク連銀からテック・パルス・インデックスの6月の数値がリリース

6月の数値を見ると5月よりも伸びが鈍化。
更に、気になるのは前月比が前年同期比と数回クロスするという転換点を探る局面が数ヶ月間続いているところ。
これは、しばしば指摘されているように、米国のIT機器の在庫循環が山を迎えつつあるという足元の状況を反映しているように思われます。



テック・パルス・インデックスはITを含むハイテク産業の景気動向を月毎に示すもので、景気動向指数のハイテク版に当たります。
PCE(コンピュータ+ソフトウェア)の動向指数も公表されています。
昨年末からのリリースなので馴染みがないかもしれませんが、
" Hobijn, Stiroh, and Antoniades(注:index開発者) also suggest that the Tech-Pulse Index might be used as a leading indicator of aggregate U.S.economic activity. They note that the index has provided an early signal of the last two downturns, and could potentially lead future downturns and recoveries."
ということからすると米国経済を見る上ではチェックしておくべきということになるでしょう。


指標の作成方法の詳細はここを見てください。

木曜日, 7月 15, 2004

2Qの全世界のPC出荷台数は2桁成長

米IDC社とGartner社によると、2004年2Qの全世界のPC出荷台数は2桁成長となった模様。さらに、両社とも今後も市場はやや上向きとの見解。


  • x86チップのデスクトップ、ノートパソコン、サーバの出荷台数は、

       --世界で前年同期比13.3%増、アメリカで同11.4%増(Gartner)

       --世界で前年同期比15.5%%増、アメリカで同10.9%増(IDC)
  • 欧州では4四半期連続で20%以上の成長を見せた

       --理由は、強い通貨、ビジネスアップグレードサイクル、価格の低下
  • PC出荷数は2004年後半に増加するが、伸び率は前年同期比で低下する可能性がある
  • 2005年まで、PC出荷台数は2桁の成長を見せる
  • Dellは世界PC出荷台数でシェアNo1(18.3%)、次いでHP(15.7%)
  • 成長率は、

       --1位Acer  30.0%

       --2位Dell  22.5%

       --3位Fujitsu Siemens 19.0%