木曜日, 6月 24, 2004

米国のインターネット普及率は高原状態

"The Internet-using population continues to increase, but MRI data from 26,000 in-home interviews annually over an eight-year period show that growth has slowed from a sprint to a crawl. "
という。60%台で横ばいになっています。
このデータはインターネット利用家計に対して偏りを生む可能性の高いphone-recruited sampleではなくてarea probability sampleという方法によって得られたもの。
client poolの 26,000 人に過去30日間に関して調査を行っています。

  • Spring 1996 to Fall 1997 MRI release, typified by 2-3% increases in each six-month survey wave.
  • Fall 1997 to Spring 2000, with increases of 4-7% per wave.
  • Spring 2000 to Spring 2002, with 2-3% increases.
  • Spring 2002 to the present, with increases below 2%.

という数値を見ても勢いが失われてきていることが分かります。
また、調査期間内に実際にインターネットを利用したのは63.0%、インターネットを利用しなかったのが20.4%。
興味深いのは、残りの16.5%はインターネットを利用できたのに使わなかった人。これを調査を実施した Mediamark は "resistor" と名付けています。
この層がインターネットに魅力を感じるようになるか、あるいはヒスパニック層などが新たにインターネットを利用するようにならないと普及率の更なる上昇というのは難しいでしょう。

Mediamark Research Inc.


月曜日, 6月 21, 2004

オフショアで拡大するITサービス市場

米Gartner社の発表によると、2003年ITサービス市場、前年比6.2%増の5690億ドル規模となった。

  • 企業がオフショアへのアウトソーシングを加速させていることが市場拡大に繋がっている
  • 地域別にみると、米国を拠点とするベンダーが、総売上高の59%を占めた
  • インドを拠点とするベンダーが占める割合はわずか1.4%だが、前年比29%増収
       --インドのベンダーは、インド以外の顧客が売上高の92%を占めている
  • 2003年ITサービス売上高を地域別には、

       --EMEAは、前年比4.8%減少

       --アジア/太平洋地域は、同10.3%増(中国は同6.8%増、日本は同11.3%増)
  • 米国及びインドを拠点とするベンダーは、他国への販売を積極的に拡大
  • その他の国を拠点とするベンダーは、国内販売を基本とし地域での展開に終始