土曜日, 6月 19, 2004

扇風機ではない!

扇風機じゃぁないというんだよね、コレ。ひょっとすると扇風機界の織田信長か。
事務所のM君はコレを机の下に置いてびゅ~んとやっている。
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電気で動く扇風機というのは米国のクロッカー・アンド・カーチス発動機会社が1882年に発売したのが最初とされる。それは卓上固定型の扇風機。昔、良く見られた左右首振り扇風機は1908年に同じく米国のエック・ダイナモ・アンド・エレクトリック社が発売している。
日本だと1894年(明治27年)が最初という。最初はWH(ウエスチングハウス)の製品を輸入していたものを1894年に芝浦製作所で白熱電球付き直流扇風機が製造された。交流式は大正2年に川北電気が「タイフーン」として製造。この川北電気(明治42年7月創業、現、松下エコシステムズ株式会社)は松下電器の前身で明治45年にシーメンスの扇風機を販売している。芝浦製作所の扇風機はGEのロゴを彷彿とさせるSEW(Shibaura Engineering Works)のマーク入りとして親しまれた。
もっとも、人力扇風機は日本のほうが歴史が古く江戸時代からあったという。日本は蒸し暑いからだろう。
ちなみに、松下幸之助は妻むめの弟の井植歳男(三洋電機創業者)とともに東成郡(現、大阪市東成区)猪飼野の借家で川北電気から受注した扇風機の碍盤を製造している。

新しいコーラC2

日経新聞のNEEDS-SCANで堂々の第1位(6/7-6/13)。
梅雨だというのに中休みとかで暑い毎日。京都では30度とか。京都は盆地だから暑い。ついでに、旭川も北海道なのに暑い。
そして、埼玉の秩父も盆地だから暑い。こうも暑いと炭酸飲料が欲しい。でも、炭酸というのはカロリー高いし。ガブガブ飲んで横幅だけはアメリカナイズというのも。
そういう日本人の心をギューっと鷲づかみにしちゃおうじゃないかっていうのがC2。
なんとカロリーを従来品の半分にして美味しさそのままというのだからグゥ~ド。
世界先行発売!コカコーラC2500ml ×24本
日本コカコーラ社の調査によると、
●世界より先に飲めるなんてウレシイ:(before)41.4%===>(after)16.8%
●これからのコーラという感じ:(before)17.7%===>(after)13.6%
●これでカロリー半分なんて、オドロキ:(before)22.4%===>(after)37.6%
●やっぱり、このシゲキ、最高!:(before)12.2%===>(after)24.1%
●かっこいいし、とにかくおいしい!:(before)6.3%===>(after)7.9%
と現時点。これからのコーラと見るかどうかは微妙なものの、カロリー半分なのにそう感じさせない味わいに評価が集まっている。
発売元:日本コカコーラ
確かに、43キロカロリー(100ミリリットル当たり)から19キロカロリーというのは嬉しい。
さて、カロリー0のダイエットペプシとの勝負は如何に?
【2ケースで送料無料】ダイエットペプシ 350ml缶

火曜日, 6月 15, 2004

米におけるオフショア化の影響

米国の労働統計局がオフショア化でどれほどの雇用が失われるかという面白いデータを公表している。

オフショア化で米国内の雇用が削減されるという懸念が広まっている中、オフショア化による労働力移動のデータは今後、通常の統計に追加される見込み。
"In the future, these data will be included in the regular quarterly news release on Extended Mass Layoffs."

Table A. Extended mass layoff events and separations by selected
employer action, first quarter 2004
ActionLayoff eventsSeparations
Total, private nonfarm sector.......1,204239,361
   
Total, excluding seasonal and   
vacation events 1/.............. 869182,456
   
Total with movement of work 2/.. 11916,021
   
Overseas relocations.......... 344,633
Within company..............212,976
Different company...........131,657
   
Domestic relocations.......... 799,985
Within company..............658,191
Different company...........141,794


オフショア化の影響で失業したのは全失業者23万9361人のうちの4633人。
わずかと言えばわずかな水準ではある。

しかし、IT関連では多少様子が異なっています。Computer and electronic productsの区分で新たに解雇された3912人のうち、業務国外移転に伴う解雇は785人。
情報関連ということになると、7,837人のうち1,449がオフショアで職を失っていることになる。
一方、インドの現状は、インドの業界団体であるNASSCOMのプレスによると現状は次の通り。
" In terms of software services delivery, offshore project revenues grew by a blazing 49 percent as compared to on-site revenues, growth of which was pegged as 12 percent during 2002-03. In terms of geographies, Indian ICT companies began tapping regions outside the US market, even though the country remained the largest user of software solutions from India. The revenue contributions by the US market continued to rise on account of the large number of ITES/BPO projects getting outsourced to India. "
"# The ITES/BPO industry grew at a rapid fire 52.3 percent during 2003-04, accounting for around 29.3 percent of the overall IT export revenues in this period."

今回は、BLSでも最初の試みであり、単月のデータしかないために異常値となっている可能性は否定出来ない。
IT産業と非IT産業とではオフショア化の影響が”異なるかもしれない”という程度に解釈したほうが良いかもしれない。


月曜日, 6月 14, 2004

機械受注も支えに

6月10日に発表された機械受注総額は3月の 6.7%減から一転して 15.1%増。内訳を見ても、民需が20.1%の増加、GDPの約3割民間設備投資の先行指標となる「船舶・電力を除く民需」に関しても3月の 3.2%減から一転して 11.8%の増加。
この「民需」の水準は最近のピークとなっている2003年10月を越えていることに注目したい。また、業種別にも、何と製造業17業種中で16業種が増加に転じていて、もはや機械受注は全面増と言っても良い状況。
これに対して、非製造業では金融・保健(33.9%増)、建設業(5.9%)などが増加している一方で、運輸業(28.3%減)、不動産業(20.8%減)などが減少となっていて製造業のような全面増という展開にはなっていない。
また、中小企業の動向について見てみると、中小企業からの受注動向を示すと言われる代理店経由の機械受注総額は全体から比べて勢いに乏しい 0.9%とという僅かながらの増加に留まった。
こうしてみてみると、1-3月期の機械受注の低調は少なくとも4月には大きな影響を与えていない。単月での判断は慎重にならなければならないものの、製造業で総じてプラスになっているということからすると、この動きは短期間のものとは考えにくいだろう。