変化に関連して

変化が起る、変化が起ると言われても、そうかもしれないけれども半年で変わる訳でもなし、半年で目に見えて変わらないものが１年で変わるはずもなし、１年で何もなければ結局変わらないのではとさえ思えてきます。
それでも、1995年と2005年現在とを比較すると、何と変わったことかと実感も。

そうした変化に関連して１つ。

Service revolution　1/26/2005
-Posted by Britton Manasco @ 10:22 am (PDT)

本題からそれますが、寺田屋騒動の有馬新七のような人々が自由の女神に踏みつけられている、ドラクロワの「民衆を率いる自由の女神」が挿絵になっている辺りが意味深。

オン・デマンド、ＳＯＡ、パーベイシブという動きの背後にある
○分散環境の中での集中化(バラバラにした後の統合化がレイヤーに関係なく進む)
○時間の価値の顕在化
○リアルとネットのシームレス化
が次の10年で進むと考えられますが、その変化が直線的に進むのではないということが次ぎのように書かれてあります。

"We are now riding a tidal wave of change that we can think of as the industrialization of services. Global competition is on the rise, and some service markets are being invaded by foreign firms and new entrants.""

リンク先の
「Boot Camp for Service Operations」
では
"There’s a services revolution coming fast. Are you ready to realign strategy, redesign processes, and restructure your organization?"
という言葉が踊っています。

大袈裟に表現すれば、起りつつあることは、鉄道王ヴァンダービルトが"product economy"への引き金を引いたのと同じ程度のインパクトがあるのかもしれません(ＩＢＭは当時のロックフェラーに相当？)。

こうした動きはＩＴを使う側だけではなく、効率化のためにそうしたものを導入したベンダー側にも効率化を越えた影響を及ぼす可能性があることは見逃してはいけないでしょう(プロセスの変更を伴わない生産性向上が、価格下落に結びつき収益を圧迫していくという意味での生産性のパラドクス)。

"If Web services/SOA can compress what typically has been a six-month system integration project or consulting engagement into ten days or less, imagine the ramifications. I’ve been told that some complex projects can even be wrapped up in an afternoon if the right standards are in place."

Integration at warp speed now possible? 1/24/2005
-Posted by Joe McKendrick @ 2:49 pm (PDT)