IBMがSOAを唱える背景
こういう見方もあります。
"It appears as though IBM’s response to these trends has been to redouble its efforts to make its infrastructure the center of the software universe by fragmenting applications into lots of little pieces. By heavily pushing J2EE, grid computing and SOA’s, IBM is trying to fragment the application layer into lots of little pieces. "
ここで触れられている these trends というのはオラクルのピープル買収などのthe software industry’s vertical consolidation とSAPのNetWeaverなどの動きのこと。
SAPは
「ERPパッケージは、注文住宅で一軒の家を建ててきたこれまでのシステム構築をプレハブ工法にした。NetWeaver後の世界はさらにオープンになり、都市設計をモジュール化して、その中で個別の家の設計」を行い、
「パートナー企業のコンサルティング、サービス、製品群をモジュール化して提供する必要」と
「NetWeaverによってSAPとパートナー企業とのエコシステムも大きな転換点を迎えている」
としています。
一見すると、IBMの戦略と基本線が一致しているかに見えます。
ところが、NetWeaverがあくまでも従来SAPが個別ソリューションとしていた製品を、「ビジネスプロセス統合」という観点からまとめたフレームワークであると考えられることからすれば、それは広くバラすことを目指すのではなくて、SAPの枠の中だけでバラしSAPの中で束ねることを目指しているとみるべきでしょう。
束ねるという動きとバラすという動きのせめぎ合い。
付加価値の源泉が移動してきていることからすると、束ねるスピードがバラすスピードを凌駕し、バラされる前にシェアを奪うことが出来るのかということが一つの焦点になりそうです。 <==但し特定分野のみ。
バラされた後の組立て(バラせたということはどのベンダーでも、一応は組み立てられることになります)をスマートに素早く行うのは誰かというと、IBMだとIBMは考えているのでしょう。
そうではないとしても、どのベンダーでも、一応は組み立てられることになると、ブランドがモノを言うことになりそうです。===>IBMのCMで商品名を語らないものの比率が高くなっているのはコノせいかも?
Betwixt and Between: Can IBM afford to stay out of the applications business?
"It appears as though IBM’s response to these trends has been to redouble its efforts to make its infrastructure the center of the software universe by fragmenting applications into lots of little pieces. By heavily pushing J2EE, grid computing and SOA’s, IBM is trying to fragment the application layer into lots of little pieces. "
ここで触れられている these trends というのはオラクルのピープル買収などのthe software industry’s vertical consolidation とSAPのNetWeaverなどの動きのこと。
SAPは
「ERPパッケージは、注文住宅で一軒の家を建ててきたこれまでのシステム構築をプレハブ工法にした。NetWeaver後の世界はさらにオープンになり、都市設計をモジュール化して、その中で個別の家の設計」を行い、
「パートナー企業のコンサルティング、サービス、製品群をモジュール化して提供する必要」と
「NetWeaverによってSAPとパートナー企業とのエコシステムも大きな転換点を迎えている」
としています。
一見すると、IBMの戦略と基本線が一致しているかに見えます。
ところが、NetWeaverがあくまでも従来SAPが個別ソリューションとしていた製品を、「ビジネスプロセス統合」という観点からまとめたフレームワークであると考えられることからすれば、それは広くバラすことを目指すのではなくて、SAPの枠の中だけでバラしSAPの中で束ねることを目指しているとみるべきでしょう。
束ねるという動きとバラすという動きのせめぎ合い。
付加価値の源泉が移動してきていることからすると、束ねるスピードがバラすスピードを凌駕し、バラされる前にシェアを奪うことが出来るのかということが一つの焦点になりそうです。 <==但し特定分野のみ。
バラされた後の組立て(バラせたということはどのベンダーでも、一応は組み立てられることになります)をスマートに素早く行うのは誰かというと、IBMだとIBMは考えているのでしょう。
そうではないとしても、どのベンダーでも、一応は組み立てられることになると、ブランドがモノを言うことになりそうです。===>IBMのCMで商品名を語らないものの比率が高くなっているのはコノせいかも?
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