土曜日, 1月 29, 2005

与楽寺(江戸_田端) 



南北朝時代の四面石仏と賊除地蔵尊伝説で知られる寺。
賊除地蔵尊伝説は盗賊が与楽寺に押し入ろうとした際に、秘仏の地蔵尊が多くの僧侶となって次々と出てきて盗賊を追い払ったというもの。
ここは、六阿弥陀参詣第4札所としても知られている。
地蔵尊が夜な夜な出歩くという伝説は多い。これも、釈迦入滅から56億7000万年後でないと人々を救う弥勒菩薩が現れないという考え方を反映しているものなのだろう。


宝暦7(1757)年の銘がある。


[与楽寺坂]
文字通り与楽寺のすぐ側(そば)にある坂。『東京府村誌』に「与楽寺の北西にあり、南に下る、長さ二十五間広さ一間三尺」と書かれて有る坂。
この近くに芥川龍之介を始め、画家の岩田専太郎、漆芸家の堆朱揚成、鋳金家の香取秀真らが居を構えていたというから藝術村だったことになる。


<<一言主>>
真菌とはカビのこと。細菌と違うのは核と細胞膜を持っている点が違う。

植物の細胞膜はエルゴステロール(ergosterol)で出来ている。

エルゴステロール(ergosterol)はビタミンDになる。

アガリクス茸(Agaricus blazei Murill)は担子菌類の一つカワリハラタケ科のキノコ。

アガリクス茸の原産地はブラジルはサンパウロ近くのピエダーテ地方。

アガリクス茸を食してきた人々の成人病発生率は非常にに低いことが知られている。

アガリクス茸には制ガン効果があるとされている。

レーガン元大統領もアガリクス茸を摂った。

金曜日, 1月 28, 2005

時代は移り字も映る 

パソコンを使うようになってから漢字がどうも思い出せないということがしばしば。
手書きの時代が長かった私ですらそうなのだから、小学校の子供達がどうのと言える筋合いではない。
それにしても、岐阜の(財)総合初等教育研究所の発表した調査結果は面白い。
面白いと言っては不謹慎かもしれないけれど。
落書きが「楽書き」。これは、楽書くでも良いのではないのかという気がする。
落書きは古くからある。有名なのは嵯峨帝(786-842)の治世に広まった「無悪善」。
当時は落書は政治批判、世相批判に用いられていた。「無悪善」を何と読むのか。色々な読み方が言われたが、『江談抄』には「悪(さが)無くば善(よ)かりなまし」と小野篁が解読したという逸話が記されている。
嵯峨帝の「さが」と悪(さが)を掛けたというわけだ。
ところで、落書を何と読むという問題を小野篁に出したのなら「らくしょ」と言っただろう。小野篁はテストでは点を落としてしまうかもしれない。
今の落書きは政治批判でもなければ世相批判の色合いも薄い。むしろ、芸術作品に近い性質のものか手慰み。それなら実態は落書ではなくて楽書きのほうが、やはり正しい気がする。
そんなことを考えていると、人に仕えるを「使える」というのも、使われているのだからという小学生なりの鋭い考察があるのではないのかと思ったりする。
何故、「使」ではなくて「仕」の字を使うのか、どうして「落書き」には「落とす」という字を使うのと問われてきちんと説明出来る大人がどの程度いるだろう。


[今日のメモ]
DNAというのは生物の設計図のことで、デオキシリボ核酸(Doexyribo Nucleic Acid)の略。

DNAは時計回りに2本の鎖が螺旋状(二重らせん構造)に絡み合った形をしている。

鈴木光司氏の小説『らせん』では『リング』における山村貞子の怨念がそう簡単に消え去った訳ではないことが描かれている。

DNAの幾つかの部品に分けられるが、最小の単位はヌクレオチド(nucleotido)と呼ばれる。

ヌクレオチドが手の役割を果たすリン酸(P)で繋がり合ってDNAの二重らせんになる。

ヌクレオチドから手の役割をするリン酸(P)を取り去ったもの、いわば胴体と言えるものをヌクレオシド(Nucleoside)といい、アデノシン、チミジン、シチジン、グアノシン、ウリジンの5種類がある。

ヌクレオシドからデオキシリボースという糖(S)を取り去ったものが4種類塩基アデニン(A)、グアニン(G)、シトシン(C)、チミン(T)。

4種類の塩基(A,G,C,T)に糖とリン酸が結合したものが幾つも繋がってDNAが作られる。というわけで、遺伝情報はA、G、C、Tの4種類の文字で書表現される。

木曜日, 1月 27, 2005

猫の気持ちは猫のみぞ知る 

5時頃に起きてNHKでニュースを見ながら朝食を摂る。
寒いというのに、うちの老猫(15歳)はいたって元気。今朝も起きてこなくても良いのに、蒲団からダッシュ。水を強請(ねだ)った後、ストーブの前の特等席でしばしの間毛づくろい。
それから、炬燵(こたつ)の前でスイッチを入れろと大声で鳴く。
炬燵(こたつ)の中で寝るだけなら、蒲団の中でしばらく寝ていればいいじゃないかと言ってみたところで、当人ならぬ当猫には馬耳東風。


[今日のメモ]
DNAの二重らせんの螺旋の部分は2本のリン酸??糖の鎖。鎖を内側から結ぶものが塩基。

1952年にハーシーとチェイスがバクテリオファージを用いた実験でDNAが遺伝情報を伝える物質だと確かめた。

1953年にはワトソンとクリックがDNAが二重らせん構造であることを示した。

遺伝情報はDNAからRNA(リボ核酸)を経由してタンパク質を合成することで伝えられていく。

RNAとDNAは同じヌクレオチドという物質の仲間。つまり根は同じ。

RNAはDNAよりも複雑な構造をしている。

RNAはアデニン(A)、シトシン(C)、グアニン(G)とウラシル(U)という4種類の塩基から作られる。DNAとはウラシル(U)が違う。

RNAはDNAの祖先と考えられている。

昨日、米国のロサンゼルスの郊外のグレンデール(Glendale)で昨日、列車同士が衝突し9人の方が亡くなった。原因は線路に自動車が放置されていたことと伝えられる。

昨日、小千谷の旅館篠田館の温泉の屋根が雪の重みで崩壊し伴田明さん(43)と五十嵐平二(62)の2人の方が犠牲に。

水曜日, 1月 26, 2005

八王子と立川と東京と 

雪が降るとは知らなかった。ここ武蔵村山は朝方に雪。
天気予報を見なかったから雪が降るとは思ってもいなかった。全国の天気予報で各地の天気予報が表になって表示される。その場合、東京は最初の表の真中より少し下あたり。初めから、そこに目をやっておけば良いのだけれど、どうもそうならない。
我ながら、少し運動神経に難があるのかとも思わなくもない。
で、結局は一番上の札幌の天気しか目に入らず、気付けば2番目の表に行ってしまって、大阪から神戸と目を走らす。うっ、東京が無い。となるのだ。
私も決して純然たる間抜けではないので、天気予報を見ていて中途半端な位置に表示される(きっとどこの地方の人も自分の所が中途半端な位置で表示されると思っているに違いない)東京の天気予報を必ず見逃すわけではない。
むしろ、問題は地方の天気予報を見ている時にこそあるのではないかと考えている。
東京の都心の天気予報は表示されても、多摩地方の、それも立川の周辺の天気予報はないのが一般的。なんで、テレビで八王子の天気予報があるのに立川は表示されないのか。インターネットで確認すれば良いほどのニーズしかないのか。
たかが天気予報なれど、つらつらと思っている次第。


[今日のメモ]
インテル社は INTegrated ELectronics が語源。
 インテル、入ってるという会社。

インテル社の前身はNM Electronics。創業者のロバート・ノイスとゴードン・ムーアの頭文字をとった。

アップルのマッキントッシュは姫りんごの意味。

アメリカ人の中には日本企業に多い富士○○は全て大財閥富士コンツェルンの傘下だと考えている人もいる。当然、大財閥富士コンツェルンのロゴは松竹映画に出てくる富士山のマークだと信じられている。

松竹の富士山マークが初めて使われたのは昭和11(1936)年の小津安二郎監督作品「一人息子」とのこと。

現在の暦グレゴリオ暦は4年に一回閏年がある。しかし、世紀最後の年(1900年、2000年など)は閏年にはならない例外年となる。

日本では1900年を閏年としていた。そのため、日本でグレゴリオ暦が導入されたのは明治5(1872)年ではなくて明治31(1898)年となってしまっている(明治31年勅令第90号[明治31年5月11日])。

火曜日, 1月 25, 2005

何事にもお金が掛かる 

うちの猫は炬燵(こたつ)猫。ただ炬燵の中で丸くなるというだけではない。
朝起きて来るなり炬燵に直行する。あるいは、誰も起きていない場合は炬燵の前でじっと待っている。
冬は夜は蒲団の中、昼間は炬燵の中というのが彼女の頭の中らしい。
猫は考えてもいないのだろうけど、電気代が馬鹿にならない。
馬鹿にならないといえば、米国の宇宙望遠鏡ハッブル。今のままだと2007年までには使用出来なくなるとか。それを直すのにかかる費用が10億ドル、1000億円以上。これはとてもということで廃棄が決まったらしい。
科学も猫も経済とは無関係とはいかないようだ。


[今日のメモ]
アルファベットの各文字全てをそれぞれ一回使って意味がある文章を作る遊びをパングラムという。

いろはの48文字全てをそれぞれ一回使って意味がある文章を作る歌のことを字母歌という。

ヘブライ語のアルファベットのことを「アレフベート」という。

ヘブライ語の文字は子音だけ。

アラビア語には共通の書き言葉としての正則語(フスハー)と話言葉としての通俗語(アンミーヤ)とがある。

アラビア文字もギリシャ文字やローマ字と同様、フェニキアのアルファベットから生まれた。

正則学園を創設したのは『斎藤和英大辞典』で有名な英語学者斎藤秀三郎。

斎藤秀三郎は1928年に一人で見出し語5万、例文12万、ページ数 4,640という『斎藤和英大辞典』を完成させた。一人でである。

任意の点で微分可能なことを正則という。だからといって、福島正則を微分してはいけない。

月曜日, 1月 24, 2005

おいしそう 

立川の伊勢丹で京都は上七軒の老松の出展メニューは小豆こしあんの「梅の雪」。
上七軒。昨年、オムレツとケーキを食したことを思い出す。
そうそう、今出川のギルドハウス京菓子も要チェック。

[今日のメモ]
寛永年間(1624-1643)には「ういろう」は存在していた。一説には「ういろう」の起源は鎌倉時代にまで遡るという。

井真成(いのまなり):717年に19歳で遣唐使に随行して中国・唐に渡った人物。再び日本の地を踏むことなく唐で亡くなった。かつての長安、西安市で墓誌が見つかっている。○井真成(いのまなり)の「井」という姓は中国姓であり、日本の姓は「葛井(ふじい)氏」あるいは、「井上(いのへ)氏」だったと考えられている。

葛井氏は百済(くだら)王族の辰孫王の子孫の一族。

紫雲山葛井寺は葛井(ふじい)氏の氏寺であり、葛井給子の創建。

「ういろう」は「外郎」、「外良」と書き、もともとは同じ名前の薬のことだった。

和菓子の「ういろう」は正確には「ういろう餅」という。外見が薬の「ういろう」に似ていたため。

和菓子は、純和風の菓子とか、植物性の原材料を使った嗜好品と定義される。

虎屋16代黒川光朝は、「和菓子は五感の総合芸術である」という革命的定義を行った。

日曜日, 1月 23, 2005

曇り空 

朝から続く見通せない空

濡れて染み入って色を濃く増す木々の色

曇りガラスのように閉ざされてしまった君の心

拭っても拭っても 拭おうとするほどかたくなに

流される空気

淀む風

渦巻く流れ

見つからない答え

応えのない問い掛け


[今日のメモ]
生物は全て動物(animalia)、植物(plantae)、菌(fungi)、原生生物(protoctista)、モネラ(monera)に分類される。

パスツールは1861年に『自然発生説の検討』で生物が自然発生しないことを証明した。

ドイツの科学者エルンスト・ヘッケル(1832-1919)は無機物と生物との中間として架空の「モネラ」という原形質生物を考え出した。

1868年、ハクスリー( Huxley )は海底からヘッケルのモネラを発見しバチビウス・ヘッケリと命名。しかし、これは後に間違いだったと分かる。

現在の生物分類の「モネラ」というのは細胞内で核と細胞質の区別がない、つまり、細菌類とかラン藻のような簡単なつくりの単細胞生物のことを指す。

ウイルスは動物(animalia)、植物(plantae)、菌(fungi)、原生生物(protoctista)、モネラ(monera)のどこにも分類されない。

マーガリス(Margulis)博士は全ての生物の基部に「増殖する生物的な群」にあると考え、ここにウイルスを分類した。

マーガリス(Margulis)博士の生物と無生物の中間の存在としての「増殖する生物的な群」にはウイルスの他にウイロイドが含まれる。

タンパク質を持たない、つまり遺伝情報しか持たないものをウイロイドという。

「ういろう」の元祖は名古屋か小田原かという熾烈な争いがある。

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