金曜日, 1月 19, 2007

狭山茶の道具も 

文化審議会が佐渡の「たらい舟制作技術」などを重要無形民俗文化財に、吉野の「林業用具と林産加工用具」等を重要有形民俗文化財に指定するように文部大臣に答申。
たらい舟は佐渡に行った時に乗せてもらったが、長径150センチ、短径130センチ、深さ50センチの舟で、佐渡の小木半島周辺でのサザエ漁などに用いられている。
もう一つ、注目すべきは、入間市の狭山茶の生産用具が登録有形民俗文化財とするように求めている点。これは、私の住んでいる場所に近いので。
それから、福岡県芦屋の八朔行事に対しても早急に記録の作成を要望している。

木曜日, 1月 18, 2007

ガオ帝国王宮 

西アフリカのマリで、9世紀から10世紀頃のガオ帝国の王宮の可能性を持つ大規模な石造の建物跡が発見された。東西65メートル、南北35メートル以上と見られ、北アフリカ産のガラス容器片や磁器約1万点が出土。文献にあった記録が裏付けられた形。
竹沢尚一郎国立民族学博物館教授が発表。

水曜日, 1月 17, 2007

縄文から弥生へ 

四条畷と寝屋川にまたがる讃良郡条里遺跡で紀元前7から5世紀の最初期の弥生土器が大量に出土したと発表。縄文晩期の土器も一緒に見つかっているので、讃良郡条里遺跡は縄文から弥生への過渡期に当たっていると考えられている。また、住居跡の周囲からは甕や壺の破片の他に石包丁、ひしゃく形木製品も出土している。
大阪府文化財センターが発表。

日曜日, 1月 14, 2007

苦悩の巡礼 


"Their most urgent problem is that the population has lost confidence that the government of Iraq can and will defend them in an even-handed fashion, whether they are Sunni or Shia."
Al Jazeera,Rice begins talks in Jerusalem,January 14,2007

ライス長官はイスラエルでペレス(Amir Peretz)国防大臣、リーバーマン(Avigdor Lieberman)外務大臣と会談した他、オルメルト(Ehud Olmert)首相とも会談の予定。
先日、表明されたブッシュ大統領による2万人規模のイラク増派計画に対して、ゲーツ国防長官が上院軍事委で宗派間抗争が激減すれば今年後半にも撤退を開始することが出来ると表明している。
イラクの少数派スンニ派とマリク首相を出している多数派シーア派の争いはフセイン元大統領の処刑執行に象徴されるように根深い。
また、この争いに伴う、本来はシーア派に向けられるべき憎悪はスンニ派が多数派を占めるアラブ世界では米国とイスラエルに対して向けられ、かえってフセイン元大統領に英雄の偶像を与えることを許している。
2007年1月13日付の読売新聞はエジプト政治評論家による『米国やイスラエルの域内介入を防げないアラブ指導者に対する大衆の「無力感」』と『各国の指導者側にとっても、既存の政権が崩壊すれば「サダム後のイラクのような混乱が起きると(米国に)警告する狙い」』との意見を紹介し、方向性の異なる官民がフセイン元大統領の礼賛では一致していることを伝えている。
既に介入してしまっている以上、撤退しても撤退しなくても、イラクの治安を支えざるを得ない状況に米国は立っていると言える。

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