水曜日, 6月 08, 2005

みんなが主役 

ひゅる ひゅる ひゅる

風のフルート

ちゅん ちゅん ちゅん

小鳥のコーラス 響き合い

心地よく 優しく耳に染み入って

緑ある町はホールに早変わり

今日という

舞台の幕が 今上がる



<<一言主>>
○イタコで有名な恐山はむつ市の円通寺の飛び地。

○恐山は比叡山の円仁によって開かれたと伝えられている。

○巫女は古代に市子と呼ばれた。人々が集まる「市」で様々な人の声を聞いたことに由来する。

○イタコは弘前の天台宗報恩寺の修験盲僧都事務局で修験盲僧都の資格を得ることになっている。

○恐山にイタコが多く集まるようになったのは昭和30年代。

○天台宗に属した恐山は兵乱で焼け、1530(享禄3)年に曹洞宗円通寺の宏智聚覚によって再興された。


前日の続き

そのラードのようにプカプカと漂う世界の中から、ムクムクと葦が生えるように生まれ出たのがウマシアカシカビヒコジとアメノトコタチ。
アシカビというのは葦の芽のことで、ウマシアカシカビヒコジというのは生命力の象徴。
アメノトコタチというのはアメつまり天がトコタチ、永遠であることの象徴。
象徴であるので触れて確かめることも、目で見て確かめることも出来ない。
天も地も分かれていない状態の世界から突然に出現した最初の5人の神々は物事の根本を象徴する存在だったので、これから物凄い勢いで次々と生まれてくる神々の中でも特別な存在とされている。
ほっと一息付くまでもなく、今度は郷里が永遠に続くことを象徴するクニノトコタチ、多くの恵みをもたらしてくる原野を象徴するトヨクモノが生まれる。
この2人もそれまでの5人と同じく男とも女ともいえず、強いて言えば両性具有。とは言っても、象徴なのであるから男だとか女だとか、そういう次元で捉えてはいけないということになろう。
これで終わりではない。
しかし、これから後は分かれるべきものが分かれるようになっていく。
---古事記「天地の初め」より

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