木曜日, 5月 05, 2005

区別はあるものではなくて付けるもの 

 「武蔵村山の庭」のページを少しだけ更新。
美と歴史」と同様に少しずつ増やしていくつもり。とは言っても、「美と歴史」はアップしていないコレクションがまだまだある。一方で、「武蔵村山の庭」のほうは思い立って撮った写真なので多くない。
加えて、身近な植物でも名前を知らなかったりする。そうすると調べるのがかなり大変。
植物図鑑を見れば簡単なように思える。
しかし、想像してみてほしい。名前では調べることが難しい。簡単に見分けの付くものなら問題がない。分かってから、へぇ、これってユリの仲間なのかというようなものは、名前では駄目。すると、植物図鑑のページを頭から捲(めく)って調べる。
気がつけば日が暮れてというような次第。
こんな事が出来るのも長い長い休みだからこそ。
加えて、調べるというのが結構好きな性分。何時間も調べて、ようやく一つの名前に行き当たった時は何とも言われぬ味わい。

植物は地球上に約30万種類。そのうち、どの位が、わが町、武蔵村山にあるのかは知らない。きっと、2,000から3,000はあるのではないだろうか。それほど無いかもしれない、それでも1,000程度はあるだろう。
次ぎの休みには多摩湖のほうまで遠征を試みようかとも企んでいる。

動物なら昆虫を含めて、様々な種類がいることだろう。
ただ、以前にも触れたように、私は昆虫を含めて足が6本以上ある動物は大の苦手。
だから、「自然」という語は、私の中では自動的かつ強制的に哺乳類と植物とイコールになる。私にとっては、苦手かどうかで、ほぼ植物と動物が区分け出来る。
哺乳類を除いて、見た瞬間に「うっ」と思えば動物で、ぞくぞくとしたものを感じなければ植物。

私の頭の中では、そういうことだが、動物と植物の区別というのは簡単ではないらしい。
動くのが動物で動かないのが植物という基本線は良いだろう。その基本線にしても、例えば食虫植物は動くではないかとか、サンゴはほとんど動かないではないかという反論が聞こえてきそう。

植物は葉、茎、根の3つの器官と表皮系(epidermal system)、維管束系(vascular system)、基本組織系(fundamental tissue system)の3つの組織系で出来ている。
詳しくは別に譲るとして、まずは外観が動物とは異なる。これは納得がいくだろう。

更に、もっと細かいところでも、植物には、液胞や色素体といった植物にしかない細胞小器官(オルガネラ)が存在していたりする。動物との差異をここに求めても良いだろう。
細胞外マトリクスなんていう細胞壁も動物にはない。

ちなみに、藻類や菌類は植物に分類されていたこともあったが、現在では別物として分類されている。

まぁ、色々と難しいもの。
ただ、分類というのは人間が人間の視点で区分したもの。自然が分類に従って進化してきたわけでも、分類に従って生きているわけでもない。
いわば、時代劇の水戸黄門の中で善人と悪人を区別するようなもの。間違いなく悪人の設定なのに、最後には善人になるなってビックリケースがあるように、動物や植物といった分類にもビックリケースがある。
そんな風に考えると何も難しいことなどはない。

<<一言主>>
○1868年インドでジェームズ・チャーチワード(1852-1936)がヒンドゥー教の僧侶からムー大陸のことが記されている粘土板を教えられた。

○グアム島にはラッテストーンと呼ばれる茸状の石の柱が多く残されている。

○ヤップ島では石貨が婚礼の持参金として利用されてきた。

○マルケサス諸島にはティキと呼ばれる石像がある。

○ポンペイ島には90以上の建造物からなるナンマドール遺跡がある。

○ジェームズ・チャーチワード(1852-1936)はナンマドール遺跡こそがムー大陸だとした。

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