月曜日, 5月 02, 2005

見直そう 

 朝から銀行へ用事。戻った足で地元の郵便局へ。
銀行は長蛇の列。長い列に並ぶというのは、どうも苦手。幾ら美味しいお店と言われたところで、列が出来ていて10分以上は待たなければならないとなると意欲が萎んでしまう。
もとより忙しい身の上ではない。1分を浪費したところで何の変化もない。10分でも、1時間でも同じ。それで実入りが減るということは残念ながらまるでない。
だから、並んでも良いのだけれど。
こればかりは持って生まれた性分なのだろう。
ただ、今日はじっと我慢の子で長蛇の列に加わって辛抱した。それで何がどうということは無くとも辛抱が必要な場面はあるというもの。
勉強だってそうだろう。
昨今、実学志向だと言われ、すぐに役立つ知識というのが求められている。凄く抵抗を覚える。すぐに役立つ知識はすぐに廃れる知識に近いのではないのか。そう思うから。
テストのためにすぐに役立った暗記物のうち、一体どれほどの事柄が今でも役に立っているだろうか。これは少し的外れかもしれない。
そもそも、直ぐに役立つというのはどういうことなのか。
大きな疑問が頭の中に渦巻く。今の世の中、必要な事柄を熟知している誰かが必ず周囲に存在する。隣にいなければ友人の友人の中にはいる。そのまた友人の中にいる。
だから、テレビが映像を映し出す仕組みなんて自分で知っている必要はない。そんなことを知っていても、大抵の人はお金になんかなりはしない。トリビアにしかならない。
こう考えると、宇宙の仕組みがどうなっているかなんて、専門家の間でも論争があるくらいだから、素人は知らなくても良さそうだ。時間をかけて知識を仕入れたとしても、それで収入が増えるわけではない。
地球が回っているのか空のほうが回っているのか。地球が丸いのか、平らなのか。
そんなこともしかり。
取引先の人が、会社の上の方の人が、平らと言えば平らで良いし、三角だと言えば三角と言えば良い。生きていく上では、それで問題がない。

人間は動物の中で唯一、物事の起源に関心を持つ動物なのだという。起源というのは仕組みと置き換えても通用する。
言葉はそのための強力な道具としても機能している。

だとすると、ただ生きるだけではなく、人間らしく生きるためには、直接には生活には役立たない知識を自分のものにすることは、人間らしいことの証(あかし)なのかもしれない。

世界17ヵ国での18歳以上の大人の科学常識のテストで、日本が正答率54%とアメリカの63%、スウェーデンの73%と大きく懸離れた結果が発表されている。
まさに、世界の常識は日本の非常識。

直接には役に立たない知識を、直接に必要になった場面で一夜漬けしようとしても、多くは上手くいかないことは学生時代に経験済み。

直接に役に立つ、直接に役に立たないといった、自分で拵(こしら)えてしまった既成観念の枠をもう一度、このゴールデンウィークに見直そうと思う。

<<一言主>>
○人類歴史上、有り得ない、存在するはずのないモノをオーパーツ(ooparts)という。

○オーパーツとはOut of Place Artifactsの略。

○1924年中米ベリーズで英国の探検家フレデリック・ミッチェルヘッジスは祭壇の下から水晶ドクロを発見した。

○1930年中米コスタリカで最大2.6m、25tの完全な球体の石が発見された。球体は紀元4世紀から9世紀のものと考えられている。

○1969年南米コロンビアで黄金のジェット機と呼ばれる黄金アクセサリーが発見されている。4世紀から9世紀のモノという。

○エジプトのデンデラのホルス神殿の壁画には神官の持つ大きな古代電球が描かれている。
○紀元前3100年の遺跡からサッカラのフライホイールと呼ばれるハズミ車が発見されている。エジプトで車輪が発明されるのは、その時点から1600年ほど後のことという。

○1926年トルコのトプカプ宮殿で、16世紀のピリ・レイス(提督)の地図が発見された。この地図には16世紀には発見されていなかった南極が描かれている。

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