火曜日, 3月 29, 2005

コンピュータは意識を持つか 

人間の脳というのは非常に複雑。脳の中での情報のやり取りというのは電気信号で行われているという点ではコンピュータと違いはない。
違いはないわけだから、複雑な脳の構造を詳細に真似ることで、ひょっとするとコンピュータに脳と同じ程度の機能を持たせることが出来るかもしれない。
いや、人間の脳はコンピュータのプログラムでは実現出来る代物ではない。
そういう両方の議論がある。
確かに、コンピュータのプログラムを複雑にすると脳の機能と同じような機能を果たすようになりそうな気もするが、一方で、そう簡単ではないだろうという気もしてくる。
そんなことを考えていると思考の迷宮に迷い込んでしまう。机の上で、この手の話をいくら空想していても、凡人には答えを出すのは難しい。
それこそ、今日は可能だと確信し、明日には悲観的になりといった状況を繰り返すのが関の山。
ちなみに、この「関の山」というのは、昔、各地で行われた祇園社の祭りの山車で、伊勢の関町の八坂神社の山車が非常に大きく、関の山車以上のものは考えられないというのが語源。
脳とコンピュータに関する関の山を越えるには、実際に脳を真似たプログラムや脳を真似たコンピュータを作るというのが一つの近道。
そして、実際に取り組んだのが、IBMのバイオメトリカル・コンピューティングチームのCharles Peck氏とJames Kozloski氏。
大脳新皮質はコラムという円柱状の部位が機能的な役割を担っていると考えられている。IBMの2氏は、それでは、というので「ミニ円柱(minicolumn)」なる数学モデルをコンピュータ上に構築したという。
人間には280億の脳細胞に対してコラムが2億あるとされているが、2氏が構築したモデルは4億の通信経路で接続された50万個のコラム。
果たして、このプログラムはどんな意識を持つのだろうか。


<<一言主>>
○ビールに入れるホップは桑科の植物。

○ホップの花の付け根にあるルプリンという粉末がビールに苦味と香りを加えている。

○ルプリンにはフムロン,ルプロンという苦味成分の他、芳香性のボッア油やタンニンが含まれている。

○ホップはクワ科に分類されることもアサ科に分類されることもある。

○植物の分類体系は長らくエングラーが1892年刊の『単子葉植物分類提要』で提唱した分類体系が基本となっていた。

○クロンキストは1988年に自然の進化過程に沿ってエングラーの分類体系から新たな分類体系を提唱。

○クロンキストは、エングラーの分類体系におけるクワ科アサ属をアサ科として独立した科とした。

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