木曜日, 3月 24, 2005

備えておこう 

阪神大震災を契機に、地震対策特別措置法により1995年に設置された地震調査委員会が23日に10の活断層の地震発生確率を発表した。
日本は地震の多い国。
私の住んでいる武蔵村山の隣りの立川には国の出先機関が数多くあり、国の災害応急対策拠点、バックアップ施設として立川広域防災基地を形成している。
その立川にも、埼玉県入間郡名栗村から東京都青梅市、立川市を経て府中市にまで続く約33キロの立川断層が走っている。
だから、地震は他人事ではない。
もっとも、日本には2000を越える活断層が走っているというから、地震に無縁な地域というのは少ないだろう。
地震調査委員会は、その2000以上ある活断層のうち長さが20キロ以上で、しかも被害が大きいと考えられる98の活断層とマグニチュード8クラスの巨大地震を引き起こす海溝型地震域約30箇所について調査、結果を発表してきた。
その調査結果に基づく試算によると、神奈川・静岡県の「神縄(かんなわ)・国府津(こうづ)?松田」で、今後30年以内にM7.5の地震が起こる最大確率は16%で一番確率が高い。長野、静岡県に跨る「糸魚川?静岡構造線」でM8.0地震が発生する確率が14%。長野県の「境峠・神谷」でM7.6の地震が発生する確率が13%。
立川断層では今後30年以内にM7.4の地震が発生する確率が0.5%から2%。

98断層帯のうち約半数の断層帯:30年確率の最大値が0.1%未満
98断層帯のうち約1/4の断層帯:30年確率の最大値が0.1%以上から3%未満
98断層帯のうち約1/4の断層帯:30年確率の最大値が3%以上

ということで、3%以上の場合が「高いグループ」、0.1%から3%未満の場合が「やや高いグループ」に分類される。

立川断層は「やや高いグループ」ということになる。

1995年以降に発生した比較的規模の大きい地震だけでも、これだけある。

1995年1月17日 M7.3 兵庫県南部地震(阪神大震災):死者6,432、不明 3、 負傷者 43,792、 住家全壊 104,906棟
2000年10月6日 M7.3 鳥取県西部地震: 負傷者 182、住家全壊 435棟
2001年 3月24日 M6.7 芸予地震:死者 2、負傷者 288、 住家全壊 70棟
2003年9月26日 M8.0 十勝沖地震: 不明 2、負傷者 849、 住宅全壊 116棟
2004年10月23日 M6.8 新潟県中越地震:死者 40、負傷者 4,574、住家全壊2,867棟
2005年 3月21日 M7.0 福岡県西方沖地震

油断禁物、備え有れば憂いなしと肝に銘じておくこととする。


<<一言主>>
○マイクロマシンとは、数ミリメートル以下の大きさの構成部品から作られる機械のこと。

○マイクロマシンを実現する方法としては、半導体技術を用いたMEMSとそれ以外の機械の微小化という、大きく分けて2通りある。

○マイクロファクトリとは、1??以内の場所で小型工業製品の搬送、 加工、組立、検査など一貫した製造を行うシステムのこと。

○福井県の小浜市は北陸の小京都とか海のある奈良と呼ばれる風情ある町。
昨年の夏に訪れました。

○沸点とは液体が沸騰して気体に変化(気化)する温度のこと。

○沸点が100℃から260℃の化学物質を揮発性有機化合物(VOC[Volatile Organic Compounds])という。

○VOC(揮発性有機化合物)とは、主に人工合成された常温常圧で空気中に容易に揮発する物質を指す。

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