火曜日, 3月 15, 2005

社会と科学 


科学の知識は誰のものというと、誰のものでもなく人類共通の資産と言える。
だから、科学知識は別段お金を払わなくても知ることが出来る仕組みが沢山ある。
そうは言っても、手軽に買えるような科学の本でも凄く難しかったり、あるいは逆に簡単すぎて知的欲求を満たすことが出来ないということがあるのも確か。
学問に王道はない訳だから、一歩一歩理解する努力をしながら進まなければいけないというのが筋ではあるのだろう。
しかし、目の前の単純な疑問、素朴な疑問の答えを探るのに何時間も、いや何日もかけて分厚い教科書を一から紐解くというのは、あまりにも敷居が高すぎるというもの。
ただ知りたいというだけの場合は、そこで敷居が高いからと諦めてしまっても個人の問題に留まる。これは残念なことでもあるが、致し方ないとも言える。
ところが、科学知識は決して象牙の塔の中に閉じこもってはいない。科学知識を蓄積するために国の予算が使われるわけだし、科学知識を応用して実に様々な製品が世に送り出されている。
つまり、非常に難解で高度な衣をまとった科学知識はとても身近なところに、すぐ隣りに密接な形で日常生活と同居している。
そうすると、決して無関心では済まされない。
そういう科学知識との間に横たわるギャップを埋めようという試みが、これは政策決定者との間に横たわるギャップに関してという限定付きではあるけれども、試みられている。政策決定のための価額既述情報データベースを
web 上に作ろうという試みSINAPSE (Scientific Information for Policy Support in Europe) がそれ。
既に、域内の150を超える大学や研究機関、研究者個人が登録しているというから本格的。
名前もなかなか洒落ている。


<<一言主>>
○人間の脳は、一般には大脳と呼ばれる終脳、脳幹、小脳からなる。

○脳幹は、間脳、中脳、橋、延髄からなる。

○大脳は外套、大脳核、側脳室に分かれる。

○外套は、大脳皮質と白質からなる。

○大脳皮質は、神経細胞が集中する灰白質。

○白質には、大脳、脳幹、脊髄、大脳皮質の神経細胞を結ぶ神経線維が集まっている。

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