土曜日, 1月 08, 2005

今日はコーヒー豆を買いに 

今日はコーヒー豆を買いに街まで出たり、図書館に正月借りていた本を返しにいったりと大忙し。
寒い中を東奔西走したという意味で大忙し。
昨日は七草。
春の七草は芹(せり)、薺(なずな)、母子草(ごぎょう)、繁縷(はこべら)、田平子(ほとけのざ)、菘(すずな=かぶ)、蘿蔔(すずしろ=だいこん)。
これは歌で覚えている人が多いだろう。

せりなづな 御形はこべら 仏の座
すずなすずしろ これぞ七草
by 四辻の左大臣、河海抄

この四辻左大臣というのは、源氏物語の注釈書『河海抄』で知られる四辻善成(1326-1402)。四辻家というと藤原氏の西園寺家の流れ。
ちなみに、秋の七草は萩(はぎ)、薄(をばな)、桔梗(ききょう)、撫子(なでしこ)、葛(くず)、藤袴(ふじばかま)、女郎花(おみなえし)。こちらは覚えにくい。

秋の野に 咲きたる花を 指折り(およびおり)
かき数うれば 七種(ななくさ)の花
萩の花 尾花葛花 撫子の花
女郎花 また藤袴 朝顔の花
by 山上憶良 、万葉集

これで、もう忘れない。

[今日のメモ]
 七曜日:古代ギリシアでは天動説に基づいて1日を24時間に分けて、それぞれの時間を支配する惑星を平均運動の遅い順番で土星、木星、火星、太陽、金星、水星、月と割り当てた。その上で、その日の最初の時間を支配する惑星がその1日を支配すると考えた。これで、一週間が日、月、火、水、木、金、土となった。
 明治5年にそれまでの太陰太陽暦から太陽暦へ切り替えられた際に七曜が曜日として使われるようになった。
 日本で日曜日が休日と決まったのは、明治9年3月12日太政官達(たっし)第27号による。ちなみに、公務のみ。
 国家公務員の完全週休2日制が実施されたのは1992年。
 あらゆるものが木、火、土、金、水の五要素から成り立っていると考える中国の思想を五行説という。
 8母音:奈良時代(上代)には、日本語の母音は現在の「ア」「イ」「ウ」「エ」「オ」の5音の他に、「イ」「エ」「オ」に甲乙の2種類があり、母音は8つだったという橋本進吉(1882-1945)博士の提唱した考え方。
 大安、仏滅などの六曜は、中国の漢時代六行説が室町時代の日本で変化したものだと考えられている。

※写真は旧米軍立川基地跡地の再開発現場。

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