月曜日, 8月 02, 2004

ブレーク 

夏真っ盛りの8月に入ったからということからか、やけにキャンペーンの叫び声があちこちで聞こえた。
建物の中は冷房がガンガンに効いていて寒いくらいなのに、建物の入り口で建物の外に立って声を上げている人達はご苦労様。
暑いというより、ビルから吹き出る熱風で熱いと言いたくなるほどだろう。
その熱い中で流れるような人ごみに向って
「○○キャンペーン実施中で〜す」
と連呼する。
○○の所は、こちらも歩きながらなので良く聞こえない。実を言えば、後半の実施中で〜すという下りも、おそらくそうでも言っているのだろうという程度で聞き取れていない。これでは、英語のヒアリング試験なら絶対に穴埋めが出来ない。
その程度のリスニング。
叫んでいるほうも、熱いから声を張り上げるのも大変だし、多少は予定外の言葉を口にしているのかもしれない。
冷たい飲み物でも飲みながらゆっくりと叫べば良いのにと、単なる通行人の無責任でいい加減なことを頭に浮かべる。
「只今、ブレークダンスを○○していま〜す。ブレークダンス付きで〜す」
うん?
何だ。ブレークダンス?
そんなものが、一体、何に付いてくるんだ?
非常に気になったので、用事はあるのだけれども、知らぬ振りをしてUターン。これって周囲から見ると不審人物っぽいかも。
叫んでいる女の子目当てでグルリグルリしていると思われても仕方ない。ブレークダンスが付いているということのほうが数倍不審なのだ。
でも、男も叫んでいる。おぉ、そうすると、そのイケメンの男の子目当てにグルリとしていると思われるのか!
それは避けたい。
多少の躊躇いを感じる。
そうは言っても、ブレークダンスだぞ、ブレークダンス。躊躇っている場合か。
この際、周囲の無責任でいい加減な憶測の思惑の、え〜い、兎に角もそんなものに気を煩わされている場合ではない。
おっと、そんなことを考えている間いに肝心なところを通り過ぎてしまった。
やっぱり、遠くから聞くと
「ブレークダンスが付いてきま〜す」
と聞こえるよなぁ。
昔、流行ったよなぁ。小学校の頃、上手な子がいたっけ。イナギ君だったか。
何度も教えてもらって、真似して見るけど、何度やってもオズの魔法使いに出てくるブリキのロボット?のような動きしか出来なかった。
おぉ、いけないいけない。
また、通り過ぎてしまった。どうも、雑念が入る。
えぇっつ!
配るのを、叫ぶのを止めてしまったようだ。
エスカレータを4往復もしたというのに。。。。
それにしても気になる。
「ブレークダンスをお付けしま〜す」
というのは一体。。。。

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