金曜日, 7月 30, 2004

変わらないもの 

多くのものが変わっていき
僕が記憶している物事も淡いセピア色になっていく中で
何事もなかったかのようにそこにある
有り続けるものがある
それがどんなにありふれたものであったとしても
とりたててどうということのないものでも
僕の記憶の中で
あの時を過ごした、そうあの時の確かな証拠として
僕の記憶の奥底のものとしっかりとつながり合う
あの時、ともに共感し、一緒に笑った
それが確かに事実だったのだと証明してくれるもの
どんなにありきたりのものだったとしても
見えない心の
つかむことの
握り締めることの出来ない思い出の
それ以上確かではありえない証拠となってくれている


[大南1丁目にあるスーパー、クリハラ。この前にある西へと延びる通りに面したところに僕はかつて住んでいた。僕はまだ武蔵村山を離れていないけれども、いろいろな事情があって、今はその家はない。その家はないだけではなくて、周囲の風景もすっかり塗り替えられてしまっている。]

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