木曜日, 5月 20, 2004

シネコンに横浜を想う 

映画館というともはやシネコン、しかも一頃と比べて非常にお洒落なものをイメージするようになってきている。そこで、一体、シネコンはどの位あるんだと思って映画製作者連盟のページで調べてみた。
スクリーン数で見ると2003年は2,681と90年代の1000台後半からは伸び1970年代初頭の水準。最盛期には1960年に7,457を記録。
入場者数は162,347千人と1958年の1,127,452千人には及ばないものの80年代初頭の水準に戻ってきている。
で、シネコンの数は全スクリーン2,681の57%(2003.12)。
石川県は27スクリーンしかないのですが25スクリーンがシネコンで92.6%と全国一。
滋賀、愛媛も80%とシネコンが多いよう。
面白いところでは愛知は197スクリーンと大阪の173より多いのですが愛知は76%のシネコン率なのに対して大阪は約50%。神奈川と愛知のパターンが似ています。
高知と宮崎はシネコンがゼロ。
高知は島根と同じくスクリーン数が10と最低。土佐の男はエイガなんぞ見ないのでしょう、きっと。「男は海だけ見てれば良いゼヨ」と。まぁ、そんなことはないのだろうけど。結構地方で特色がある。
そもそも、なんでこんな話になったのかというと、O氏が学生の頃に通ったという横浜ヲデオンのことを懐かしんだから。
ちなみに、ヲデオンというのは"オーディオ"ンのことでギリシア語で劇場のことなのですねぇ。初めて知りました。
その横浜ヲデオンは"ザキ"(伊勢崎町)にあって、そのザキはカレーミュージアムなどができ、最近は様変わりしたけれども、一本路地に入るとまだまだタイムスリップしたような情景が広がる。その辺が横浜ヲデオンの醸し出す雰囲気と重なっていて良いのだというのがO氏の主張。但し、O氏が横浜ヲデオンに足繁く通ったというのは遥か昔のことなので、少なくとも横浜ヲデオンの雰囲気は変わっているのかもしれない。


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