木曜日, 3月 11, 2004

遠い遠い宇宙 

「ハッブル宇宙望遠鏡(NASA Hubble Space Telescope)が映した超深宇宙(UDF,Ultra Deep Field)の画像って見た?」
「見た。見た。
彫刻室座(Sculptor:Scl)の東、エリダヌス座(Eridanus:Eri)の西にある炉座(Fornax:For)の方角で100万秒/コマで撮影したというね」
「宇宙が誕生してから500億年後の銀河も映っているらしいわね。天文学者や天文愛好家の間で感嘆の声が上がったのは、このわずか500億年後の銀河を観測できるということで宇宙誕生の謎に迫ることが出来るのではないかと考えられているからよね」
「銀河の光が届くまでに何年もかかるから、そういうことを考慮に入れると、今回の観測の画像は現在のところ人類が見ることの出来る最古の宇宙の残像ということになるね。
しっかり見なくちゃ。
米宇宙望遠鏡科学研究所(STScI)に画像がいろいろあるよ。
エリダヌス座(Eridanus:Eri)っていうのはトレミーの48星座の1つで、全天で6番目の大きさの星座だよね。ということは炉座っていうのも南にいけば見えるってことか」
「超深宇宙を見ようとしているでしょ。
あなたの持っているような望遠鏡では片鱗も見えるわけないでしょ。
確か、米宇宙望遠鏡科学研究所(STScI)によると、地球から月の蛍光灯を眺める程度の明るさだって言っていたような」
「分かってはいるんだけどね。
ところで、超深宇宙っていうのは?」
「深宇宙というのは400から800メガパーセク(Mpc)の宇宙空間だから、超深宇宙というのは800メガパーセク(Mpc)よりも遠い宇宙ということね。
だいたい、1メガパーセクが約326万光年。地球からアンドロメダまでの距離がほぼ1メガパーセクってところね」
「すっごく遠いんだなぁ」



出所:米宇宙望遠鏡科学研究所(STScI)

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