法衣垂下像

仏像の法衣の端が台座から下に垂れている様式。

裳懸とも呼ばれ、古くは法隆寺金堂釈迦如来像に見られる。中国の北魏時代から東魏時代に流行し日本に伝わった。但し、本家の中国では隋・唐時代にも作られたが日本では、ほとんど作られず、鎌倉時代中ごろになって作られるようになった。

現在、鎌倉に残っているのは、円覚寺仏殿宝冠釈迦如来像(1625年再現)、浄光明寺阿弥陀如来尊像、報国寺釈迦如来像、室町時代の仏師朝裕の修復になる覚園寺薬師三尊像、来迎寺地蔵菩薩像、浄智寺三世仏像、宝戒寺地蔵菩薩像が知られている。


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