コレッジョ

Correggio(1489/94-1534)。
盛期ルネサンスと17世紀バロックとの橋渡しをした画家であり、17世紀カラッチ派による自然主義復興運動で模範とされた。
パルマのサン・パオロ修道院、パルマ大聖堂などの装飾を手掛ける。サン・ジョバンニ・エバンジェリスタ聖堂の『パトモス島の福音書記者聖ヨハネの幻視(1520-24)』が知られる。

ヘントの祭壇画

ベルギーの聖バーフォ大聖堂にある世界で初めての本格的な油彩画(1537-41)。
祭壇画銘文に「誰一人として凌ぐ者のない偉大な画家フーベルト・ファン・エイクが着手し、技術において彼に続く弟ヤンが仕上げた」とあるが論争の多いことでも知られる。
作者に関してもミステリアスなのに、作品そのものの遍歴も凄い。宗教戦争の折1566年と1578年に避難、1794年のフランスの占領時に持ち去られ1815年にナポレオン敗北により戻る。その後、一部売却され、1918年に戻ったもののナチスの手に落ち、破壊の危機を乗り越えて現在に至っている。

神の五属性

1.栄光の賛美
2.慈悲への希望
3.慈悲に対する信心
4.正義への畏怖
5.慈悲の前でのざん悔
ファン・エイク兄弟による『ヘントの祭壇画』の上段中央のキリスト、両脇の聖母マリア、洗礼者ヨハネを囲む天使たちは、こうした神の五つの属性を表現していると考えられている。

スフマート技法

ルネサンスの三大天才の一人、レオナルド・ダ・ヴィンチ(1452-1519)が輪郭なしに陰影だけで自然な立体感を表現するために編み出した絵画技法。
透明なグラッシュという顔料を重ね塗りすることで陰影を付ける。