ミニュアス陶器

紀元前1900年頃にギリシアに興った中期ヘラス文化に見られる、文様を持たない、ロクロで制作された陶器。
この陶器の様式は、後のミケーネなどの古ギリシア陶器へと発展していったと考えられる。
この中期ヘラス文化のミニュアス陶器の出現はギリシア人が北辺からギリシア本土へと進出した証拠とされる。
紀元前2500年頃の初期ヘラス文化第?期、続く第?期の史跡には破壊され炎上した痕跡が色濃く残る。
古代ギリシア人第1波が非ギリシア系原住民の先進的文化と融合することで生み出されたのがミニュアス陶器といえる。