盛期ルネサンス

初期ルネサンスの流れを受けて、1480-1500年頃のフィレンツェで、ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、フラ・バルトロメオ、ラファエロ、ジョルジオーネらによる理想的人体表現、高度な運動表現によって幕を開ける。
ここに至って、古代美術の完全性を獲得したとされてきた。
時はローマ教皇ユリウスの領土的野心が神聖ローマ皇帝軍によるローマ劫掠(1527)によって打ち砕かれ、ローマ美術が半島はもちろんフランスへも拡がる時期へと移る。
1530年代のイタリア諸都市の君主制への転換による安定は古典主義的なルネサンスに幕を降ろした。