アルベルティ

Leon Battista Alberti(1404-1472)。
人文主義的藝術観を主張する『絵画論』、『彫刻論』、『建築論』の藝術論三部作を著す。
理論面での貢献のみならず、マントヴァのサン・フレディアーノ聖堂(1460)、サンタンドレア聖堂(1470)などの建築で自らの理論を建築家として実践した。
単に技巧に走るのではなく、人文主義を標榜し、建築は市民のためにあるとの理念は彼の生いたちに由来するものだろうか。アルベルティはフィレンツェから追放された名族アルベルティ家の血を引いている。