ゴーギャン

「ゴーギャン(1848〜1903)と言えば、セザンヌ、ゴッホと並ぶ後期印象派3巨匠の一人だね。」

「ナポレオン3世が開催した『落選展』にマネが出品した『草上の食事』が印象派の幕を開け、分割筆触を発展させたスーラがデジタル的な画風を特徴とする新印象派を打ち立てた。その新印象派とは別に印象派の流れを受け継いだのが後期印象派よね。」

「ゴーギャンは経歴がかなり変わっている。パリで生まれペルーで育ち、職業は船乗りから証券会社の社員に転身。更に、35歳の時に趣味の絵画を本職にした。異色の画家といえる。」

「それで絵が売れていれば問題が無かったのだろうけどね。全く売れないという有様で家族は彼から離れていく。」

「まぁ、当たり前だね。極貧の中で絵への希望だけは忘れなかった。けれど、食べるにも事欠くようになり、健康も崩してしまう。」

「それで、新天地を求めてタヒチに渡ることになる訳ね。そこでも、依然として困窮の状態からは抜け出せなかった。一度はパリに戻るけど、再度、タヒチに帰り、最後はマルケサス諸島のピヴァ・オア島で貧しいままで、この世を去ったのね。」