アルバーニ・フランチェスコ

ALBANI, Francesco(b. 1578, Bologna, 1660, Bologna)。
17世紀のボローニャ派の画家。
ボローニャでマニエリストでフレミングの画家カルヴェールト(Denijs Calvaert)に学ぶ。その後に、17世紀ボローニャ派の巨匠アンニバーレ・カラッチ(Annibale Carracci[1560-1609])のアカデミー入り。カラッチの主要な弟子の一人となる。
さらに、当時の通例に従ってローマでも学び新古典主義を画風とした。神話や歴史に題材を求めるとともに、それらを牧歌的に描いたことで知られる。その画風故に、フランスではグイド・レーニ(Reni, Guido [1575-1642])、ル・ゲルシャン、ドミニカンとともに近代絵画の「四人の福音主義者」とされ、その画風はクロード・ロランなどに引き継がれて行く。