ヴィンケルマン

古代美術を以て「理想の美」として規範とする新古典主義の火付け役となったドイツの美術史家。
ヴィンケルマンは『ギリシア藝術模倣論』(1755)、『古代美術史』(1764)において古代ギリシア美術を「高貴な単純さと静謐な威厳」を持つとし規範とすべきという論を展開した。これにはヘルクラネウム(1738)、ポンペイ(1748)の発掘が大いに影響している。
彼の主張はヨーロッパにたちまち広がり、ロマン主義を押しのけていく。
フランスではダヴィドが新古典主義を実践した。