マルティーニ

Simone Martini(1284-1344)。
シエナ派の画家であり、ドウッチョやジョットそしてゴシック様式の影響が見られる1315年のシエナ市庁舎の『荘厳の聖母』を振り出しに、ナポリのアンジュー家、ピサ、オルヴィエートで活躍。
1325/26年にはアッシジのサン・フランチェスコ聖堂下堂サン・マル・ティーノ礼拝堂のフレスコ画を制作し、一つの頂点を迎える。
その後、1340年代末に教皇庁によりアヴィニョンに招かれ宮廷画家として生涯を終えた。彼によりシエナ派の様式が北方ゴシックと融合し国際ゴシックへの扉が開かれた。