マザッチョ

Masaccio/Tommaso di ser Giovanni Mone Cassi(1401-1428/29)。
建築家ブルネレスキ、彫刻家ドナテッロから影響を受け、線遠近法と立体的肉体表現を絵画で実践。
代表作は線遠近法と明暗法を効果的に用いた史上初の絵画とされるフィレンツェのサンタ・マリア・デル・カルミネ聖堂ブランカッチ礼拝堂の『聖ペテロ伝壁画』(1425-28頃)。なお、この壁画はパニカーレとの共同であり、完成はリッピの手による。
美術史家ヴァザーリは、以後全ての画家はこの壁画を模写したと紹介している。