火曜日, 12月 09, 2003

まだまだ続く....

NRIの中期予測が発表された。
その中で、日本経済全体の効率化対策は進展しているとしながらも、今回の景気回復は循環的なものであって、構造改革の成果が出てきたというものではないとしている。
そして、今後2から3年は構造調整の期間であり、デフレからの脱却は2007年移行とみる。
あまりにも道程は長いものの、構造調整期間を乗り切れば、その後の経済成長は構造調整をしなかった場合よりも高まるとしている。
2004年から2008年の経済成長は、中国の人民元切り上げが10%以内に留まった場合には、世界貿易への効果は限定的であり、米国の成長率は3.3%、日本の成長率は1.2%。一方、人民元が大幅に切り上げられた場合には、米国への影響は軽微である一方、日本の成長率は0.8%にまで低下するとしている。
経済成長率はITには無関係と考える向きもありますが、ユビキタス関連需要など各種の普及・浸透スピードが経済のパイの拡大スピードに大きく依存しているということにも十分に留意が必要です。