木曜日, 12月 04, 2003

[日本]ソフトウェア投資推移

ソフトウェア投資ということでみると、4-6月の牽引役であった製造業に替わって非製造業が牽引役になっているということが分かります。
東洋経済新報社による10月時点の各企業の「IT投資実態調査」によると2003年度は全産業で前年比3.9%の伸び(予定)であるのに対して、2004年度は一転して5.4%の減少になるという結果が出ています。製造業は鉄鋼、機械、電気機器でプラスを維持するものの全体としてはマイナス、非製造業はサービス業のIT投資が依然として旺盛であること、卸売業が積極姿勢に転じるのに対して他がマイナスとなり2003年度に引き続いてマイナスとなるとしています。もっとも、2004年度のマイナスに関しては現時点での計画数値であり、修正が付き物であることを考慮しておく必要があるでしょう。

H14.10-12 H15.1-3 H15.4-6 H15.7-9
全産業 26.2 18.2 4.3 17.6
製造業 24.7 1.7 21.2 1.6
  食料品 11.5 64.5 107.4 94.5
出版 ・印刷 ▲ 31.7 11.2 36.5 8.1
化学 88.0 ▲ 30.9 29.7 14.9
金属製品 17.2 ▲ 26.9 ▲ 35.5 10.3
一般 機械 214.0 70.2 14.7 95.0
電気機械 21.2 0.9 15.1
20.2
輸送用機械 53.5 31.5 219.3 117.5
非製造業 28.2 29.7 ▲ 2.3 26.6
  建設業 87.5 113.3 ▲ 17.9
23.2
卸・ 小売業 26.3 ▲ 15.0 ▲ 3.5 21.1
不動産業 ▲ 50.0 ▲ 70.1 27.3
31.8
運輸・通信業 8.0 31.9 ▲ 51.5
12.4
電気業 ▲ 14.3 ▲ 34.3 ▲ 62.5
76.2
サービス業 35.4 51.4 22.2 55.6

出所:財務省「法人企業統計調査」