足を洗うキリスト

ユダの裏切りに気付きながらイエスは12人の弟子達と最後の晩餐を共にする。その時、これが最後になると悟ったイエスは弟子達への最大限の愛情表現として、弟子達の足を洗う。人の足を洗うということは身分の高い人間がすることではない。そのために、ペテロはこれを拒否。そんなペテロにイエスは、足を洗わないなら、私とあなたは何の関係もないことになると言って説得。ペテロは感激し応じたという。
この「弟子の足を洗うキリスト」はビザンティンではイエスが立ち上がった形で、西ヨーロッパでは膝をついた形で描かれた。