初期中世

初期キリスト教美術とゲルマン民族の抽象的文様的美術の対立と融合からなる。7世紀前半から11世紀初めが相当する。
古典復興が一つの基調であり、西ローマ帝国のカール大帝による「カロリング・ルネサンス」ではアーヘン宮廷礼拝堂やミュスタイアー、ナポリのサン・ヴィンチェンツォ・アル・ヴォルトゥルノなどの作品が知られる。それを継承する神聖ローマ帝国の「オットー・ルネサンス」では教会建築に双塔を配置する「ヴェストヴェルク(西構え)」が興り、ロマネスクやゴシックへの橋渡しとなった。