米国IT市場概況
ニューヨーク連邦銀行が発表しているコンピュータ・ハードとソフトウェアを対象にしたテックパルス・インデックスを見ると、この指数の水準自体は2004年に入っても高いものとなっています。
しかし、伸びには勢いが無くなってきているのがはっきりと分かります。


ニューヨーク連邦銀行のテックパルス・インデックスはハードとソフトウェアが一緒になっています。
そこで、ハードだけを出荷額ベースで見てみます。
ここでも、2004年の春先以降、足元の8月まで伸び率の鈍化が確認できます。但し、テックパルス・インデックスの示しているところと同じように拡大は続けています。

需要サイドから企業の情報化投資を見てみます。
企業の情報化投資のうちコンピュータ及び周辺機器の投資は2004年の第1四半期に伸び率が落ち込みましたが第2四半期では逆に力強さを示す結果となっています。
ところが、ソフトウェア投資のほうは既に設備投資の天井に差し掛かったような観があります。

ITサービスはどうでしょう。
ITサービスに関しては、まだ統計が公表されるようになってから日が浅いために大局的な流れを四半期ベースで観測することは残念ながら無理です。
それでも、2003年第4四半期から2004年第2四半期までの推移でみると、ソフトウェアが明確に減少しているのを始め、システム・デザインに関してもハードほどの勢いで増えていることは言えません。むしろ、横ばいと言ってしまったほうが正しいかもしれません。

しかし、伸びには勢いが無くなってきているのがはっきりと分かります。


ニューヨーク連邦銀行のテックパルス・インデックスはハードとソフトウェアが一緒になっています。
そこで、ハードだけを出荷額ベースで見てみます。
ここでも、2004年の春先以降、足元の8月まで伸び率の鈍化が確認できます。但し、テックパルス・インデックスの示しているところと同じように拡大は続けています。

需要サイドから企業の情報化投資を見てみます。
企業の情報化投資のうちコンピュータ及び周辺機器の投資は2004年の第1四半期に伸び率が落ち込みましたが第2四半期では逆に力強さを示す結果となっています。
ところが、ソフトウェア投資のほうは既に設備投資の天井に差し掛かったような観があります。

ITサービスはどうでしょう。
ITサービスに関しては、まだ統計が公表されるようになってから日が浅いために大局的な流れを四半期ベースで観測することは残念ながら無理です。
それでも、2003年第4四半期から2004年第2四半期までの推移でみると、ソフトウェアが明確に減少しているのを始め、システム・デザインに関してもハードほどの勢いで増えていることは言えません。むしろ、横ばいと言ってしまったほうが正しいかもしれません。

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