唯名論
ロスケリヌス(Roscelinus c1050-1120)は、思考内容と事物(res)を同じものと考える実在論(realism,実在論)に対して、普遍などという思考の産物は「物の後(post rem)」の「名辞(nomina)」であってそれ自体としては「声の風(flatus vocis)」に過ぎないという考え方を提示した。
この考え方を「唯名論」と呼び、「単なる名称が存在するだけ」というなのだと要約されている。
普遍が存在しないということは「神の存在」に対する疑問へと繋がる危険性を孕む。
この考え方を「唯名論」と呼び、「単なる名称が存在するだけ」というなのだと要約されている。
普遍が存在しないということは「神の存在」に対する疑問へと繋がる危険性を孕む。