

北本駅
この地域は,慶長7[1602]年まで鴻巣宿があった場所であり,鴻巣宿が北の市宿新田へと移ると,本鴻巣,もしくは,元の宿場を意味する本宿村と呼ばれていた.鉄道開業当初は小規模な農村地帯であった.しかし, 戦後の高度経済成長期において急速に宅地化が進み, 駅利用者も増加していった.特に1960年代以降の東京一極集中と首都圏通勤圏の拡大に伴い, 北本駅は通勤輸送の拠点として重要性を増し, 現在に至るまで市の発展を支える役割を果たしている.
駅構造は, 島式ホーム1面2線を有する地上駅であり, 橋上駅舎が整備されている.駅舎内部には改札口と自由通路が設けられ, 自由通路は駅の東西を結び, 地域の生活動線の一部を形成している.高崎線の快速・普通列車が停車するほか, 湘南新宿ラインおよび上野東京ライン経由で新宿・渋谷・東京・品川方面への直通列車が運行されており, 北本市民にとって都心アクセスの要衝として機能している.駅の利用者は主として通勤・通学客である.
駅周辺は市の中心地区として整備されており, 市役所や公共施設が近接するほか, 商店街やスーパーマーケットなどの商業施設が集積している.駅西口には再開発に伴いマンションや商業ビルが立地し, 東口には比較的古くからの市街地が広がっている.駅前にはバスターミナルが整備され, 朝日自動車や川越観光自動車などの路線バスが発着し, 桶川や鴻巣方面をはじめ周辺各地と結ばれている.住宅地が広がる中で, 北本駅周辺は首都圏のベッドタウンとしての性格を強く有している.
@2014-07

今日も街角をぶらりと散策.
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