

錦糸町駅
駅構造はJRが高架駅で島式ホーム2面4線を有し, 快速線と各駅停車線が並行して配置されている.東京メトロ半蔵門線は地下に島式ホーム1面2線を設けており, 両者は改札内および改札外で連絡している.
錦糸町駅は1894[明治27]年12月9日に総武鉄道の始発駅として「本所駅[ほんじょえき]」の名称で開業した歴史ある駅である.1907[明治40]年9月1日に鉄道国有法により国有化され, 1915[大正4]年に現在の「錦糸町駅」に改称された.1987[昭和62]年4月1日の国鉄分割民営化により, JR東日本の駅となった.その後の都市化に応じて改築や高架化が進められてきた.東京メトロ半蔵門線の錦糸町駅は2003[平成15]年3月19日に営業を開始し, 都心西側と墨田・江東地域との直通アクセスを大幅に向上させた.以降, 再開発と相まって利用者数は増加し, 駅の重要性は一層高まった.
利用者数は非常に多く, JR東日本の1日平均乗車人員は10万人前後に達しており, 東京メトロ半蔵門線の利用者を合わせると墨田区で最大規模のターミナル駅となっている.この高い利用は, 駅周辺の商業施設や業務施設に加え, 東京スカイツリー方面へのアクセス拠点としての役割にも支えられている.
駅周辺は商業地として発展しており, 駅ビル「テルミナ」や複合商業施設「オリナス」をはじめ, 多数の飲食店や専門店が集積する.さらに錦糸町公園や隅田川へのアクセスも良好であり, 買物・娯楽・憩いの場が共存する都市空間を形成している.近年は南口・北口の両側で駅前広場や商業施設の再整備が進められ, 交通結節点としての利便性と地域の賑わいを両立させるまちづくりが展開されている.
@2024-10

今日も街角をぶらりと散策.
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