ダンテの小舟

ダンテとウェルギリウスが地獄の池を渡るというシーンを描いたドラクロワ(1798-1863)の作品(1822)。この絵はサロンに出展され、審査員のグロの心を強く揺さぶったと言われる。ドラクロワはレイモン・スーリエ宛の書簡の中で自分の運を試してみると書いている。ドラクロワは見事に亡者の海をダンテの如くに渡りきったと言えるのだろう。

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