ぶらぶら絵葉書

西荻窪駅

西荻窪駅は東京都杉並区西荻南三丁目に所在する東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅である.中央本線に属し, 中央線快速と中央・総武線各駅停車が停車する.駅番号は中央線快速がJC10, 中央・総武線各駅停車がJB03である.杉並区およびJRにおける東京23区最西端の駅であり, 中央本線内では特定都区市内制度における「東京都区内」エリアの最西端の駅でもある.

駅構造は高架複々線上に設けられた島式ホーム2面4線であり, 快速線と緩行線が分離している.なお, 中央線快速電車は平日ダイヤ時のみ停車し, 土休日は通過する特徴的な運行形態をとっている.

開業は1922[大正11]年7月15日であり, 高円寺駅阿佐ヶ谷駅とともに杉並3駅として同日に開業した.当初は荻窪駅吉祥寺駅の中間に新設された小駅にすぎなかったが, 周辺の住宅開発とともに利用者を増加させた.その後, 1969[昭和44]年4月8日には荻窪駅から三鷹駅にかけての高架複々線化が完成し, 現在の形となった.この複々線化の完成により中央・総武緩行線・営団地下鉄東西線直通電車の運転区間が三鷹駅まで延長された.1987[昭和62]年の国鉄分割民営化によりJR東日本の駅となった.

利用者は中央線快速で新宿駅まで最短約12分, 中央・総武線各駅停車で新宿駅まで約16分, 東京駅まで約26分と都心へのアクセスに優れ, 日常的な通勤通学駅としての性格を持つ.中央・総武線各駅停車には東京メトロ東西線が直通運転しており, 他の鉄道路線との接続において一定の利便性を有している.ただし当駅での直接的な路線乗り換えはなく, 地下鉄や私鉄へは隣接駅などを介しての乗り換えが必要である.

駅周辺はニシオギと呼ばれて親しまれ, 独自の文化的個性を持つ街並みが形成されている.南口側は商店街や飲食店が密集する生活拠点であり, 北口側には骨董通りをはじめとする古書店やアンティーク店が立ち並ぶ.雑貨店や喫茶店, インテリアショップが集積し, 文化的で個性的な街の雰囲気を形成している.高架下も近年再整備が進められ, 地域の生活利便性を高めながら独自の街の雰囲気を維持している.

@2020-09


今日も街角をぶらりと散策.
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