

西荻窪駅
駅構造は高架複々線上に設けられた島式ホーム2面4線であり, 快速線と緩行線が分離している.なお, 中央線快速電車は平日ダイヤ時のみ停車し, 土休日は通過する特徴的な運行形態をとっている.
開業は1922[大正11]年7月15日であり, 高円寺駅・阿佐ヶ谷駅とともに杉並3駅として同日に開業した.当初は荻窪駅と吉祥寺駅の中間に新設された小駅にすぎなかったが, 周辺の住宅開発とともに利用者を増加させた.その後, 1969[昭和44]年4月8日には荻窪駅から三鷹駅にかけての高架複々線化が完成し, 現在の形となった.この複々線化の完成により中央・総武緩行線・営団地下鉄東西線直通電車の運転区間が三鷹駅まで延長された.1987[昭和62]年の国鉄分割民営化によりJR東日本の駅となった.
利用者は中央線快速で新宿駅まで最短約12分, 中央・総武線各駅停車で新宿駅まで約16分, 東京駅まで約26分と都心へのアクセスに優れ, 日常的な通勤通学駅としての性格を持つ.中央・総武線各駅停車には東京メトロ東西線が直通運転しており, 他の鉄道路線との接続において一定の利便性を有している.ただし当駅での直接的な路線乗り換えはなく, 地下鉄や私鉄へは隣接駅などを介しての乗り換えが必要である.
駅周辺はニシオギと呼ばれて親しまれ, 独自の文化的個性を持つ街並みが形成されている.南口側は商店街や飲食店が密集する生活拠点であり, 北口側には骨董通りをはじめとする古書店やアンティーク店が立ち並ぶ.雑貨店や喫茶店, インテリアショップが集積し, 文化的で個性的な街の雰囲気を形成している.高架下も近年再整備が進められ, 地域の生活利便性を高めながら独自の街の雰囲気を維持している.
@2020-09

今日も街角をぶらりと散策.
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