アイヌ文様


昔からしばしば北海道を訪ねた関係で、家の中には結構な数だけアイヌ文様があったりする。
それに、一時期、そうほんの一時期なんだけどアイヌ文化に関心を持って、本を読んだりもした。そういうわけで、この種類の文様には懐かしさを覚えるというのか、妙に安らぐ。
こういう文様は、どうだろう、いわゆる日本古来のものにはないのではないだろうか。それは、素朴だとか純粋だとか、そういう類ではない。
この文様の繰り返しが文化を主張しているような気がする。
今では、しなやかな文様にラベンダーの香りを感じてしまったりするのかもしれない。残念ながらそうなのかもしれないのは事実だけど、それにしても北海道の大地を感じてしまう。