サン・シストの聖母

盛期ルネサンス期[High Renaissance]のフィレンツェ派の画家ラファエロ・サンティ[Raffaello Santi,1483/4/6-1520/4/6]による1513年頃の作品.ラファエロが描いた最後の聖母マリアである.

システィーナの聖母[Madonna Sistina, Sixtinische Madonna]とも言われる.イタリア・ピアチェンツァ[Piacenza]にあるベネディクト会サン・シスト修道院の祭壇画として描かれた.聖シクストゥスと聖バルバラが両脇に控え,画面の下には頬杖をついた天使が描かれている.

ドレスデン国立絵画館所蔵.