石川県

東本願寺金沢別院

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単に東別院と言えば金沢別院を指すという歴史を持つ寺院。そもそもの発祥は1546(天文15)年に加賀石川郡の門徒によって後の金沢城の地に建立された御堂(みたう)。御堂は一向一揆の拠点となり、御山と称する事実上の城館へと発展していった。

ここに、1580(天正8)年に織田信長配下の柴田勝家軍が攻撃を加え陥落させるに至った。後に、前田利家が金沢に入ると門徒衆との間で協定が成立し東別院再興への道が見え始める。

織田信長と対立し豊臣秀吉から隠居を命じられていた教如上人(1558-1614)は秀吉が1598年に亡くなると徳川家康の後援を得て関が原の戦いの後の1602(慶長7)年に京都六条烏丸に東本願寺を建立。

これを受ける形で、金沢にも東末寺(ひがしまつじ)と呼ばれる御坊が加能越3ヶ国門徒衆によって建立される。1634(寛永11)年に現在の地に寺地を定めた。

2003.6.19訪問



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Last-modified: 2010-02-20 (土) 00:26:52 (5180d)