中世城館研究の意義

中世城館は、すくなくとも、地域におけるある階級の他の階級に対する支配拠点であり、その具体的在り方を示すものである。それは1つに一定地域における地域史研究の進展の中で、より具体的に論じなければならない課題であろう。
橋口定志、1975、「最近の中世城館の考古学的調査例から」『貝塚』一五

中世の城とは決して単なる軍事的要塞というだけのものではない。むしろ中世における集落、都市の一種でもある。一見すると、「えっ、これが本当に城なの」と思われるところに実は浪岡城の大変大きな意味があるのだ、何故ならそれによって、中世の城の重要な側面が明らかになる、それを通じて都市や集落がそのような性格を帯びざるを得なかった、中世という時代の特色が明らかになるのだと、私は申し上げたいのです。
石井進、1992、「中世と考古学」中世の里シンポジウム実行委員会編『北の中世』、日本エディタースクール出版部 

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Last-modified: 2010-02-20 (土) 00:13:46 (3383d)