勝常寺(会津)

807(大同2)年に伝教大師の論敵であった法相宗の徳一上人によって開山された古刹。最も栄えた時には坊舎が12も立ち並び、100を越える子院を有したとか。しかし、戦災などで焼失し、残っているのは薬師堂と呼ばれている元の講堂と30体以上の仏像のみ。大伽藍を構えた当時の面影はない。

講堂は1398(応永5)年の再建で会津中央薬師堂と呼ばれ国の重要文化財の指定を仏像とともに受けている。仏像のほうは元の講堂よりも古く創建当時のもの。仏都会津に相応しい寺院と言える。


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