『肖像画を受け取るアンリ4世』

アンリ4世はブルボン朝の初代フランス王(1553-1610)。プロテスタント側に立ってユグノー内戦を戦い、王位に就くとナントの勅令によってカトリックに改宗して国民間の融和を図ったことで知られている。国民に愛されたアンリ4世は精神異常者に1610年に暗殺され、その後はマリーが1617年まで息子ルイ13世の摂政を務めた。ルーベンスの連作の主役は女性だが、この時期のフランスの主役も女性だったのだ。

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