§1. エスノグラフィー:ビジネス社会における活動への参加、ビジネスの直接観察、仕事をする人々に対する聞き取り

§2. 参与観察:調査対象となる企業、職場に直接入り込んで行動を伴にしながら行う調査方法。これ以外にも、エスノグラフィーには一回限りのヒアリングに基づく非関与型フィールドワークもある。

§3. カルチャーショック/社会化:社会化とは他の人々と行動を伴にして社会的な相互作用の場に身を置くことで、そのグループに必要な行動パターンや技術を習得して内面化していく過程。

§4. 第3の視点:フィールドワークにおける体験と社会化の体験とは重なる点が多い。しかし、フィールドワーカーにとって必要なことは、観察対象のグループの一員になることではなく、あくまでも調査を行うこと。これは局外者の視点というのとも異なる。

§5. 偶発的観察法:観察法には、実験室の中で行う自然的観察法、フィールドで行う自然的観察法、機械設備を利用するか否かで分かれる直接的、間接的観察法、チェックリストを用いるかどうかで区別される組織的観察法、偶発的観察法がある。偶発的観察法には参与観察、日誌的観察、逸話的観察などがある。

§6. 非言語情報:

§7. インフォーマルインタビュー:[参考]『社会調査のウソ

§8. インタビュー技法:

§9. 質問リスト:

§10. 定性的調査法:統計的分析よりも日常言語による分析を主とする調査法。

§11. ケーススタディ:統計的研究との違いは重要。

§12. トライアンギュレーション:方法論的複眼。定性的調査だけ、定量的調査だけ、文献的調査だけ、フィールドワークだけというのではなく、必要に応じて必要な方法をツールとして用いていく必要がある。

§13. 漸次構造化法:フィールドワークにおけるように「データの収集」、「データの分析」、「問題の構造化・仮説の構成」が同時並行的に進行する調査の進め方のこと。

§14. 仮説検証法的アプローチ:「問題」⇒「仮説提示」⇒「方法」⇒「結果」⇒「観察」という手順で進めていく調査方法。

§1. 不確実性(uncertainty):/キーワード/ 確率(probability)、期待値(expected value)、利得(gain)、損失(loss)、リスク回避(risk averse)、リスク選好(risk prone)、主観的確率(subjective probability)、確信(confidence)、賭博者の錯誤(gambler's fallancy)、帰属の誤り(attribution error)、制御幻想(illusion of control)
確率には、ラプラスによる古典的定義の確率、統計学で用いられる頻度説的確率、ベイズ(Bayes)のアプローチとして知られる主観的確率、コルモゴロフによる測度論的確率などがある。
ナイト(Knight)は、確率分布さえも特定できないものを「無知性(ignorance)」、リスクと無知性の中間に位置する状態を曖昧性(ambiguity)と定義した。

§2. 意思決定論:/キーワード/ 効用関数(基数的効用)、期待効用理論、ゲーム理論、プロスペクト理論、ヒューリスティック研究、アルゴリズム

§3. 社会と個人:/キーワード/ ランダム性(randomness)、迷信的信念(superstitious belief)、共変関係(covariation)、原因帰属理論(causal attribution theory)、分散分析(ANOVA)、因果スキーマ(causual schema)、割引原理(discounting principle)、割増原理(augumentation principle)、帰属スタイル(attributional style)、自身過剰(overconfidence)、キャリブレーション(calibration)、認知的不協和理論(cognitive dissonance theory)、Ellsbergの壺、葛藤理論(conflict theory)

§4. 行動分析:/キーワード/ オペラント行動(operant behavior)、行動の強化(reinforce)、弁別刺激(discriminative stimulus)、強化スケジュール(schedule of reinforcement)、価値割引(discounting)、オッズ(Θ、odds against)、衝動性(impulsiveness)、自己制御(self-control)、マッチング法則(matching law)、Premackの原理、需要の弾力性(demand elasticity)、代替財と補完財、無差別曲線(indifference curve)

§5. 合意形成:社会的促進(social facilitation)、グループ規模と1人当たりの効率性の反比例関係を示すリンゲルマン効果、ホーソンの工場研究、社会的比較理論(social comparison theory)、社会的インパクト逓減の法則、集団思考(groupthinking)、対人集約問題(interpersonal aggregation problem)

§1. 記述統計:/キーワード/ 尺度水準

§2. 検定と推計:/キーワード/ 分散は既知の場合の平均値の検定、分散は未知の場合の平均値の検定、平均値の差の検定、分散比の検定、独立性の検定、第2種の過誤、尤度比検定法、区間推定

§3. 確率モデルと標本分布:/キーワード/ 離散確率変数と確率関数、連続確率変数と密度関数、分布の代表値、基本的な分布関数、同時確率関数、無作為抽出と無作為標本、標本平均の分布、チェビシェフの不等式と大数の法則、中心極限定理、標本分散の分布、標本平均と標本標準偏差の比の分布、標本分散比の分布、順序統計量

§4. 多変量解析:/キーワード/ ベクトル表現、回帰分析、平方和と分散の分割、独立変数の効果の検定と自由度、いろいろな線形モデル、部分相関と偏相関、偏回帰係数、重回帰

§5. 実験デザインと分散分析:/キーワード/ 実験計画法実験計画法の3大原則、要因、完全無作為1要因、多重比較、完全無作為2要因、共分散分析>

§6. 因子分析と共分散構造分析:/キーワード/ 因子分析、因子の解釈、因子の回転、共分散構造、潜在変数

§1. 知覚:網膜などの感覚器官からの情報が脳で処理されること、その結果またはそのプロセス。

§2. 認識:知覚の主体による情報選択を含む単純な知覚を越えた解釈を含むプロセス。社会的知覚([社会的自己]自己概念、自尊心、自己呈示 [対人知覚]帰属、情報統合、確証バイアス [集団知覚]ステレオタイプ、偏見、性差別)

§3. 社会的相互作用:[対人魅力]報酬、個人特性、一致、状況因 [親密な関係]愛、関係タイプ、関係の終焉 [援助活動] [攻撃]状況的影響、メディアの効果

§4. 社会的影響:[同調]同調、服従、従属、社会的影響 [態度]態度測定、態度と行動、説得 [集団過程]社会的促進、脱個人化、集団極化、集団思考、協力・コンフリクト

§5. 表象:あるものを表現するシンボル

§6. 記憶:記銘あるいは符号化、保持もしくは貯蔵、想起または検索、感覚記憶・短期記憶・長期記憶

§7. 言語:文の規則の統語、文意としての意味、音声としての音韻、生成文法、言語処理

§8. 推論:演繹、帰納、仮説生成、類推、比喩

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