代数系

$A$ に演算 $*$ が定義されているとき,集合 $A$ と演算 $*$ を一緒に考えた系

$(A;*)$

を代数系という.

集合に演算を導入することによって,集合の中に構造を考えることが出来る.

『ラフに言って「代数=プログラム」,「余代数=システム」となり,前者が後者を生成する操作的意味論というスキームを数学的には bialgebra として理解することができます.さらに,プログラミング言語を「与えられた システムを合成する言語」,すなわちコンポーネント計算として理解すると,余代数の圏と終余代数の持つ2重入れ子の代数構造(蓮尾一郎『小宇宙原理とコンポーネント計算:計算機システムの基礎理論としての普遍代数・余代数をめぐって)』となる.