美と歴史の博物館
[未整理書庫]
[4大文明][西洋美術史][東洋美術史][日本美術史]



先史・古墳期 縄文時代 | 弥生時代 | 古墳時代

飛鳥・白鳳期
欽明7(538)年、百済国聖明王より大和朝廷に仏教公伝。
仏教を奉じる渡来系蘇我氏と古来の宗教を奉じる王家の遠戚筋の軍事一族、物部氏との政争が繰り広げられる。蘇我・物部政争は用明2(587)年に蘇我氏の勝利に終わる。これにより聖徳太子の仏教振興政策が実施。聖徳太子との所縁を持つ蘇我氏が勢力を伸ばし、一時期、王位を狙うほどになる。これに対して、王家一族が蘇我宗家を滅ぼし、大化の改新を断行。大和朝廷は中国大陸の律令体制を導入し、部族連合国家から王家を中心とする中央集権国家への第一歩を踏み出す。
高松塚古墳壁画 | 法隆寺百済観音 |

白鳳・天平期 和銅3(710)年の平城遷都から桓武帝による延暦13(794)年平安遷都までの時期。
持統、文武両帝の大宝元(701)年に、大極殿に青龍、朱雀、白虎、玄武の四神の幡が揃えられたことを以って、大化の改新以来の律令制整備が達成される。また、この時期には、遣唐使の派遣も行われ、中国文化の貪欲なまでの吸収が図られる。それまでの朝鮮半島経由の文化摂取からの大胆なる変容である。
さらに、大和朝廷は国号を「倭」から、日が昇る国の意味を持つ「日本」に変更。
文化的な事業としての東大寺の建立は文化様式の向上に寄与した。

★薬師三尊像月光菩薩 | 執金剛神像 | 薬師寺東塔

平安朝前期 桓武帝は守旧派の影響力を削ぐ目的で、平城京から山背(やましろ)の長岡京に延暦3(784)年に遷都。さらに、現在の京都である平安京に延暦13(794)年に遷都を敢行。初めての武家政権が鎌倉に樹立されるまでの長い間、貴族が政権の中枢を担った。その中でも、大化の改新の一翼を担った中臣氏の末裔である藤原氏が重要な地位を占めた。
その藤原氏が天皇の外戚としての地位を確立し摂関政治を打ち立てる契機となる安和の変(969年)までの時代を平安前期という。

平安朝後期 藤原氏による摂関政治と、それを克服しようとした上皇による院政によって特徴付けられる王朝時代。
中国大陸の文化の模倣から、いわゆる国風文化への昇華が起こる。
摂関政治は藤原道長・頼道親子により絶頂期を迎えるも、応徳3(1086)年には白河上皇による院政が開始される。摂関政治期には和様が一応の完成を見せ、院政期には和様が一層洗練されるが、庶民芸術とも言える流れも生まれた。
平等院鳳凰堂[天喜元(1053)年]

鎌倉・南北朝 平清盛政権は武家政権との言えなくもないが貴族化した政権であった。その意味で、王朝文化の中心である平安京から遠く隔たった相模国の鎌倉の地に打ち立てられた源頼朝の政権こそが武家による初めての政権と評価できる。このように、政治の中心は鎌倉に移ったものの、文化の中心は平安京に留まった。そして、中国大陸からの大規模文化流入の第二期を迎える。
この時代のうち、鎌倉時代は宗教芸術の最後の時代と位置付けられる。その鎌倉時代を引き継ぐ、南北朝期は政治的にも文化的にも混乱期あるいは過渡期であった。
東大寺南大門[正治元(1199)年] | 運慶作「八大童子像」[建久8(1197)年]

室町期 南北朝時代は、明徳3(1392)年の南北朝合一により足利氏の擁立する北朝と鎌倉幕府打倒の立役者の後醍醐帝の血を引く南朝が和解したことで幕が下ろされる。南北朝合一から足利幕府が滅亡するまでの時期を室町期と呼ぶ。
但し、応仁の乱以降は足利氏の室町幕府の実権は薄れ、後半は織田政権・豊臣政権の織豊時代に吸収される。
鹿苑寺金閣[応永5(1398)年] | 春日山蒔絵硯箱 | 雪舟「秋冬山水図」[文亀元(1501)年頃] |

桃山期・江戸初期 尾張国から起こった織田政権は安土城で、その後を継承した豊臣政権は当初、伏見(桃山)城で政務を執った。
桃山時代は永禄11(1568)年の織田信長入京、天正元(1573)年の室町幕府最後の将軍、足利義昭追放によって始まり、元和元(1615)年の豊臣家滅亡によって終わりを告げる。
この間、慶長5(1600)年には関ヶ原の戦いがあり、慶長8(1603)年には江戸で徳川家康による江戸幕府が開幕されているので、江戸初期と重なる。
姫路城[慶長11(1609)年] | 狩野探幽「二条城二の丸殿舎壁画」[寛永1-3(1624-26)年] |

江戸期 ★翠園堂春信「文遣い図」| 東照宮 麒麟 | 東洲斎写楽「大谷鬼次の江戸兵衛」、「岩井半四郎の重の井戸」 | 喜多川歌麿「台所美人

近代期 ★高橋由一「」[明治10(1877)年] | 小林古径「阿弥陀堂」(1915) | 小出楢重「Nの家族」(1919) | 藤島武二 「黒扇」 | 竹久夢二 「黒船屋」 | 萬鉄五郎「もたれて立つ人 」 | 狩野芳崖「悲母観音像」 | 青木繁「わだつみのいろこの宮」 | 速水御舟「炎舞」 | 菱田春草「黒き猫図」 | 岡田三郎助「あやめの衣

現代期